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2007年10月24日 (水)

題名のない子守唄

Unknown_woman 父親よりも母の愛。

■あらすじ■

北イタリアのトリエステにやって来たイレーナ(クセニア・ラパポルト)。
ウクライナ出身の彼女が、ここへやって来た理由を誰一人知る者はいない。

やがて、彼女はあるアパートの掃除婦となり、貴金属商を営むアダケル家の家政婦に採用される。

完璧な仕事ぶりですぐにアダケル夫妻の信頼を得ると、最初こそ手を焼いていた夫妻の4歳になる一人娘テア(クララ・ドッセーナ)とも打ち解けあうようになる。

しかし、イレーナの忌まわしい過去である“黒カビ(ミケーレ・プラチド)”が周囲に忍び寄り・・・。

(2006/イタリア) ★★★★

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「ニュー・シネマ・パラダイス」の・・・と言う枕詞をどうしても付けてしまうジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作。

今回は、ガラリと作風が変わってサスペンス風でした。

ある一家に近付く正体不明の女。
彼女は何者なのか。
そして、その目的は?

サスペンス風に仕立てていても、あっと驚くようなことも起きず、イレーナは自分の子供を捜してアダケル夫妻に近付いたのだな、ってことは大体見当がついちゃう。

フラッシュバックによりイレーナの過去も次第に分かってきます。
それなのにスクリーンから目が離せなかったです。

“黒カビ”の登場にはビックリしちゃったけど、その前に携帯に無言電話がかかってきてたものね。

個人的に、家政婦さんの意識が戻ってしまったのは、良かったのかどうなのかイマイチ納得出来なかったです。

車椅子生活にさせられちゃったけど、悲惨な身の上を聞いちゃったから告発はしないってことなのかしら?
それでいいのかな?納得できるのかな?って思ってしまう・・・。

予想通りの展開を見せて映画は進んでいくけど、イレーナの身の上に起きた想像以上の出来事に、最後は衝撃を受けました。

しかも、時代設定は現代なんですよね。。。携帯電話が出てくるし。

全体的に映画のトーンが薄暗く、落ち着いているので、ちょっと前の時代に思えます。
今でもこんな酷いことが行われているのかと思うとやるせない思いで一杯になる。

映画は母の愛を強く感じさせる内容でした。

実の母や、育ての母に関係なく、子供は与えられた愛情でスクスク育つのですね。
子供に対する母性と、その愛に応えようとする子供のいじらしさ。

一方、父親は蚊帳の外で、父親の気持ちがあんまり伝わってこないのが残念でした。

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