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2007年10月 4日 (木)

サン・ジャックへの道

Saint_jacques_la_mecque 人生は苦難の連続。
それでも、前を向いて歩き続ける。

■あらすじ■

ストレスで薬に依存している長男ピエール(アルチュス・ドゥ・パンゲルン)、
頑固なオバサン教師クララ(ミュリエル・ロバン)、
アルコール漬けで文無しの弟クロード(ジャン=ピエール・ダルッサン)。

険悪な仲の兄姉弟のもとに亡き母の遺言書が届く。
そこには、遺産相続の条件として、「フランスのル・ピュイからスペインの西の果て、キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ(サン・ジャック)まで1500kmにも及ぶ巡礼路を3人一緒に歩ききること」とあった。

信仰心などまるでない3人だったが、遺産欲しさにサン・ジャックまでの巡礼ツアーに参加する。

そのツアーの同行者は、
ツアーガイドのギイ、
山歩きと勘違いして参加した女の子エルザとカミーユ、
アラブ系移民の少年サイッド、
従兄弟のサイッドにメッカへ行くとだまされ、二人分の旅費を母親から出してもらったラムジィ、
物静かな女性マチルド(マリー・ビュネル)。

それぞれに事情を抱えた個性的な面々で・・・。

(2005/フランス) ★★★☆

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仲の悪い3兄姉弟のインパクトが強いです。
それぞれ個性的で全然似てない(笑)。

そんな3兄姉弟に絡んでくるツアー参加者が6名。
ちょっと登場人物が多いかなーって最初は心配になったけど、そんなことは無かった!
いい塩梅です。

3兄姉弟の中では仏頂面のクララが秀逸。
兄のピエールとは口を開けば口論がはじまり、弟にも容赦ない。
でも、冷たい嫌な人間なのではなく、本当に困っていれば見捨てて置けない心の持ち主なんだよね。

人間描写がときにコミカルでありながら、リアルでもっともらしく描かれていました。

失読症のため文字が覚えられないラムジィの存在も映画のアクセントになってます。
キリスト教の巡礼ツアーなのにイスラム教徒が参加するっていうのも変だけど、3兄姉弟も信仰心はまるでないし、宗教的なしがらみが感じられないのは逆に良かったです。
純粋に歩くことが目的になっていて。

エンディングの彼ら彼女らのその後の幸せそうな姿にも気持ちが安らぎます。
ただ一人、ツアーガイドのギイだけ出てこなかったのは気になりましたが。
奥さんと修羅場っていたりして(笑)。

予定調和だけど、それが心地いい映画です。

アル中のクロードは更生したようには見えなかったけど、どうなのかな。
最後まで手荷物がひとつも無かったのは、ちょっとスゴイね。
めがね」のサクラでさえバッグひとつは持っていたのに!

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Cinema 2007」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、エコーありがとうございました。
巡礼の旅を描いているけど宗教じみたところはいっさい無くて
そこがまた良かったですね、神父の差別発言にイスラム教徒の2人
3人の兄弟は無神論者だし、でも彼らみんなが最後には強い絆で結ばれる
のは実によいお話でしたね

投稿: せつら | 2007年10月14日 (日) 15時21分

>せつらさん

こんばんは!
こちらこそTB&コメントをありがとうございます。

宗教的な確執が無かったのは良かったですよね。
それゆえ個性的なキャラクターも活きてました。

そう言えば、今、思い出したんですけど、劇中には「夢の中」の映像が挟まれていて、登場人物の内面をさり気なく表現してましたよね。
セリフではなく映像で語るのは面白い試みだと思いました。
マチルドがクロードにスカーフを取られるんじゃないかと心配する夢が特に印象に残ってます。

最後はハッピーな終わり方で、気持ちよく劇場を後にしました。
いい映画でしたね!

投稿: 双葉 | 2007年10月15日 (月) 01時17分

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» 『サン・ジャックへの道』 [La.La.La]
 制作年:2005年  制作国:アメリカ  上映メディア:劇場公開  上映時間:108分  原題:SAINT JACQUES...LA MECQUE  配給:ハピネット  監督:コリーヌ・セロー  主演:ミュリエル・ロバン      マルチュス・ド・パンゲルン      ジャン・ピエール・ダルッサン      マリー・ビュネル 聖地・サンティアゴまでの巡礼路を一緒に歩くことが遺産相続の条件 だと知らされた仲の悪い3兄弟は、遺産を貰うために渋々旅を始める が…。 ... [続きを読む]

受信: 2007年10月13日 (土) 12時39分

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