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2007年11月 3日 (土)

クワイエットルームにようこそ

Welcome_to_the_quietroom ウザイ自分にサヨナラ。

■あらすじ■

佐倉明日香(内田有紀)は28歳のフリーライター。
ようやく手にした署名コラムの執筆は行き詰まり、同棲相手ともすれ違いが続く微妙な状態。

そんなある日、明日香は目覚めると、見知らぬ白い部屋でベッドに拘束されていた。
そこは、精神科の女子閉鎖病棟の中にある通称クワイエットルームと呼ばれる保護室。

やってきたナースの江口(りょう)に「アルコールと睡眠薬の過剰摂取により、丸2日間昏睡状態だった」と説明されても、記憶がない。

そんな中、明日香は“食べたくても食べられない”患者のミキ(蒼井優)に案内されながら、この未知なる不条理世界を少しずつ理解していくとともに、一刻も早く外の世界へ戻るための方策を探り始める・・・。

(2007/日本) ★★★☆

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芥川賞候補にもなった松尾スズキの同名小説を、自ら脚本・監督。

原作は読んでないのですが、前作の「恋の門」が面白かったので、予備知識を持たずに見てきました。

「恋の門」みたいな突き抜けた感じはなかったけど、それなりに面白かったかな。
人に薦めたくなる程じゃないけど。

でも、主役の内田有紀がすごく良かったです。
アイドル時代の元気ハツラツとしたイメージが強かったけど、いい具合に薄幸な雰囲気が出てました。

薄幸なんだけど、健康的な感じもする、その塩梅が絶妙!
普通、薄幸そうな人って儚げな雰囲気があるのにね。

恋人で同居人のテッチャン(宮藤官九郎)もなかなかいい味。
いるよね、こんな人。
でも、明日香を思っているのが伝わってきて、あったかい人でした。

それに、個人的には笑いのピークはお尻だったかも…(笑)。
そこで尻を出すか!みたいな(笑)。

明日香を取り巻く患者&看護婦たちも、個性的で配役がドンピシャでした。

ステンレスの心を持つ看護婦の江口にポーカーフェイスのりょうが扮していたのも良かったし、
新人患者にちょっかいを出す がめつい西野役には大竹しのぶ

西野タイプの人とは絶対、関わりたくないです。
苦手・・・。

何かと明日香にはみんなが関心を寄せ、関係を持とうとするのが興味深いです。
そうしないとストーリーが進まないからって言うのもあるのでしょうが、どこかで明日香の健全さに気付いていたのかも・・・なんて思ったりしました。

くすくす笑える前半から、後半はどんどんシビアになっていく。
ストーリーも深刻度を増して、真面目で重い話なのにビックリ。

それでも、真剣なのにどこか滑稽で、格好悪いけど格好いい。
なんだか不思議な映画でした。

白井医師(徳井優)のビジュアル操作はまだ笑えるけど、声まで変えたのはやり過ぎだったね。

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