荊の城
■あらすじ■
19世紀半ば、ヴィクトリア朝時代のロンドン。
17歳のスウ(サリー・ホーキンス)は幼くして母を亡くし、泥棒一家を束ねるサックスビー夫人(イメルダ・スタウントン)の下で暮らしている。
そんなある日、スウは“紳士”と呼ばれる詐欺師(ルパート・エヴァンス)から、ある計画を持ちかけられる。
それは俗世間とは隔絶した辺鄙な地に建つ城館に住む令嬢のモード(エレイン・キャシディ)をだまして結婚し、彼女の莫大な財産をまきあげるというもの。
ためらいながらも、モードのメイドとして屋敷に潜入したスウだが、同じ年の2人は親密になっていく。
いつしか、スウの中にモードに対して“ある気持ち”が生まれ・・・。
(2005/イギリス) ★★★
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サラ・ウォーターズの「荊(いばら)の城」をTVドラマ化(前編・後編)したもの。
なんでも この小説は、“このミステリーがすごい!”で第1位に選ばれたそうです。
最初はどうかな~って見ていたんですけど、途中までは面白かったです。
こんなところにイメルダ・スタウントンが出ていてビックリしましたが、TVドラマと言えども手を抜きません!さすがの演技でした。
“紳士”の持ちかけた計画から、スウが令嬢モードに近づく前編の前半は、これと言ってパッとしません。
しかし後半、スウとモードの間に“ある感情”が生まれると、およよ?って感じ(笑)。
ある感情・・・
それは、恋愛感情!!
禁断の愛・・・と言うか、レズビアン関係に発展?してビックリ☆でした。
そうこうして、どうなっちゃうの!?と見守っていたら、見事な入れ替わりの一発逆転に唖然!
地味なキワモノ・ドラマかと思いましたが、ここは鮮やかでした~。
一体どうなってるの?というネタバレ部分と、“実は…でした”というオチは後編で説明されます。
前編のラストで食いついてしまったので、そのまま気になって見ちゃいましたが、ネタバレ説明になるので後編は見所が少なくて、どんどんテンションが下がっていきました(笑)。
邪魔者は消えろと言わんばかりに、あっさり某氏は死んでしまうし。
自分たちに都合のよいラストは、ちょっと少女マンガやメロドラマ風な印象。。。
前編を見終えた時は、原作を読んでみたくなったけど、
後編を見終えた時は、原作は別に読まなくてもいいや~ってなっちゃった。
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