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2007年12月17日 (月)

神童

Shindo 凡人にも分かるように作ってください。

■あらすじ■

中学生の成瀬うた(成海璃子)は、言葉を覚えるよりも先に楽譜を読みピアノが弾けたという天才少女。
しかし、母親(手塚理美)からの期待を一身に背負い、大事にされることに息苦しさを覚え、ピアノに真剣に向き合えずにいた。

そんなある日、“うた”は、ひょんなことから音大を目指して、浪人中のワオ(松山ケンイチ)と出会う。
ワオは次の音大受験に失敗したら、ピアニストの夢を諦めて家業の青果店を継ぐつもりだ。

“うた”はワオの自宅に勝手に押し掛け、入り浸るようになる。
最初は困惑していたワオも、うたのアドバイスのおかげで急速に力を付けていくが・・・。

(2006/日本) ★★

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成海璃子ちゃんの天才ぶりを見る映画でした。
とても中学生には見えないほどに大人びていて、賢そうな瞳をした女優さんですね。

でも、映画のほうは・・・
結構、印象的なシーンもいくつかあって、良いなって思ってたんですけど、
最後まで見たら、何を描きたかったのか、何を伝えたかったのかが、さっぱり分からなかったです。

天才の苦悩?
天才の初恋?

天才ゆえに凡人には分からないものを抱えているのだとは思うのですが、心情吐露の描写が全くないので、主人公“うた”が抱えているものがなんなのか、最後まで理解できなかった。。。

それでも、オーケストラとの公演までは、それなりに内容を追えていたと思う。
けど、ここからツッコミどころが満載で(笑)。

一度も弾いたことの無い曲を本番直前に暗譜して弾けちゃうなんて、
さすが天才!
こんなこと現実に可能なのかどうかなんて凡人には知る由もありませんが、神童ゆえのなせる技なのでしょう。

でも、それまでに、父親(西島秀俊)の自殺、難聴、耳鳴り、などの描写(エピソード)があったのに、一体どこへ行ってしまったのでしょう?

実は“うた”は難聴なのではなく、心的なことから来る耳鳴りでした!
ってことにしても、それをちゃんと説明してくれないと分からないです。

最後にワオと2人で連弾して、「めでたし、めでたし♪」と言わんばかりの少女マンガ風なハッピーエンドの演出には、特に興ざめしてしまいました。

“うた”に想いを寄せる同級生、父親のこと、母親との関係、音楽に対しての姿勢、ワオに対して、、、
そのどれもが中途半端な描き方しかしてなくて、「神童」が見えてこなかったです。
なんだか残念。

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