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2008年3月 9日 (日)

L change the WorLd

L_change_the_world “L”についての、A to Z

■あらすじ■

デスノートを使い新世界の神になろうと目論む夜神月(藤原竜也)との最終決戦に臨んだL(松山ケンイチ)。
やがて、彼の究極の選択によってその壮絶なキラ事件に終止符を打つ一方で、Lが最も信頼できるパートナーのワタリ(藤村俊二)を失ってしまう。

同じ頃、タイでひとつの村が焼き尽くされ消滅する。
その村で任務に当たっていたFに助けられた幼い少年“BOY(福田響志)”は、ワタリ宛ての贈り物としてLのもとにやってくる。

そしてもう1人、亡き父親からあるものを託された少女・真希(福田麻由子)が、やはりワタリを訪ねてLのもとへ訪ねてくる。

やがて、2人の子供たちの事件が接点を結び、Lは2人を守りながら人生最後の事件に挑むことになる・・・。

(2008/日本) ★★☆

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DEATH NOTE デスノート[前編] 」と「DEATH NOTE デスノート the Last name」。
どちらも、ちゃんと見たのに内容をほとんど覚えてません(汗)。

Lは、デスノートを2冊とも燃やしちゃったんですね。。。
覚えてなかったから、ちょっとビックリしてしまったけど、それ故にデスノートを廻る攻防戦は終結。
デスノートや死神は登場せずに、至って現実的な難問がLに降りかかるのだけれど・・・。

荒唐無稽なお話なのは、相変わらずでした(笑)。

Lだけでなく、Fとか、Kとか、出てくるので、A~Zまで揃っているのかな?
そもそもこの人たちは何のために世界中に派遣されているのでしょう?
彼らを統括している(?)ワタリって何者なのか?とか、新たな疑問は尽きません。

けれど、その存在自体が謎めいていたLの実体に肉薄している点で、少しはこの映画にも実りはあるかな。

ストーリーよりも、キャラクターを楽しむ映画ですからね(笑)。

工藤夕貴の悪役ぶりが どうしようも無い感じもしたけど、さらにどうしようもない人がいたので、まだマシに思えた。

何ゆえ、FBI捜査官に南原清隆を持ってくるかな・・・。
しかも、何もしてないよね、この人。
車を運転してただけじゃん!!

テロリスト役の高嶋政伸は意外と健闘してた感じ。
殺される?というか自爆する鶴見辰吾は何を言っているのか、サッパリ分からなくて熱はいりすぎ(笑)!

23日間と言う限られた時間しか残ってないけど、タイムカウントのじわじわ感は全くなかった。
余裕を残して解決させたのは、少しでも心安らかに逝かせるためでしょうか。

死に物狂いで必死なLなんて見たくないしね。

余談ですが、「人のセックスを笑うな」の松山ケンイチくん。
白い長袖シャツを着てるので、Lに見えて仕方がなかったです。。。
ちゃんと違うんだけど、Lの影がちらついちゃって。

それだけ、このキャラクターってインパクトあったんだろうなぁ。

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2008年3月 8日 (土)

潜水服は蝶の夢を見る

Diving_bell_and_the_butterfly 記憶と想像力でどこまでも行ける。

■あらすじ■

病院のベッドで昏睡状態から目覚めたジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)は、自分の身体がまったく動かず、話すことも出来ないことに気付く。
唯一動かすことができるのは左目だけ。

意識は鮮明なのに身体の自由が利かないジャン=ドーの病状は、“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”と呼ばれる非常に珍しいケースだ。

雑誌「ELLE」の編集者として、また3人の子どもの父親として、人生を謳歌していたジャン=ドー。
そんな人生から一転して、絶望にうちひしがれるジャン=ドーだったが、言語療法士アンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)の導きにより、左目のまばたきによって意思を伝える方法を学ぶ。

まるで重い潜水服を着せられたような状態にあっても、残された記憶と想像力によって、彼の体は蝶のように飛び立つ。
やがて、ジャン=ドーは編集者クロード(アンヌ・コンシニ)の助けを借りて、自伝を書き始めることを決意するが・・・。

(2007/フランス・アメリカ) ★★★★

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尊厳死を扱った「海を飛ぶ夢」にも似た空気を感じましたが、意志の疎通が困難なこの映画の主人公の運命も壮絶。

どちらの映画が良い悪いなんて、もちろん言えない訳ですが、
「海を飛ぶ夢」が考えさせられた映画なのに対して、「潜水服は蝶の夢を見る」は人の可能性や希望が感じられる映画で、ジ~ンときました。

ジャン=ドーと同じ身の上になってみないと、彼の気持ちを心底理解するなんてこと出来ない。
映画の中で、彼に唯一共感を寄せるのは、テロリストの人質となって監禁されていたという、極限状態を味わったことのある人物だけ。

だけど映画は、出来るだけジャン=ドーの気持ちが伝わってくるように、彼の視点から私たちもモノが見られるように、配慮されて作られていました。

例えばオープニングは、病室で意識を回復したジャン=ドーの視点がそのままスクリーンに映し出される。
観客は否応なしに、ジャン=ドーと同じ視点から周りを見て、状況を理解する。

首を動かすことが出来ないから、目に映るのは目の前の物事。
医師たちは顔をせり出して話し掛けてきては、画面からプツリと消える。
右眼を縫われてしまうところなんて、ジャン=ドーの絶望感がひしひしと伝わってきました。

ジャン=ドーを演じたマチュー・アマルリックの演技も、素晴らしかったです。

でも、絶望を味わいながらも、家族の大切さに気付いていくドラマチックな映画化と思っていると、
実は見舞いに来る元妻セリーヌ(エマニュエル・セニエ)よりも、見舞いに来ない恋人ジョセフィーヌ(マリナ・ハンズ)を求めていたりして、ちょっと冷ややかな思いを持ってしまったりしました。
だって、「別れよう」って自分で言ってたのに!

なんか、ココだけ妙に現実的で・・・って実話が基なのだから仕方ないけど、どうもキレイゴトを求めてしまいたくなるんでしょうね~。

本当に愛してたから、彼女に想いを伝えたんだろうけど、元妻の立場はツライだろうな・・・。
それに、身長差がありすぎて、彼女さんとはあんまりお似合いじゃなかったんだもの・・・(失礼)。

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2008年3月 7日 (金)

ライラの冒険 黄金の羅針盤

Golden_compass 謎は解けぬまま、話は進むよ、どこまでも。

■あらすじ■

我々の暮らす世界とは似て非なるパラレルワールドのイギリス、オックスフォード。
その世界では人々は、それぞれの心が動物の姿で具現化したダイモンと呼ばれる守護精霊と片時も離れず行動を共にしている。

オックスフォード大学のジョーダン学寮で育てられた12歳の少女ライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、パンタライモン(声:フレディ・ハイモア)というダイモンを持つ、粗野で好奇心旺盛なお転婆娘。

ライラは叔父のアスリエル卿(ダニエル・クレイグ)を危機を間一髪で救うが、アスリエル卿はダストと呼ばれる謎の粒子の秘密を解明すべく北の地へと探検に向かってしまう。

そんな折、ロンドン上流社会の実力者コールター夫人(ニコール・キッドマン)に気に入られたライラは、コールター夫人の助手として北の地へ向かうことに!

しかし、街では次々と子どもが連れ去られる事件が発生し、ライラの親友ロジャー(ベン・ウォーカー)も姿を消してしまう。

そして、旅立ちの日。
ライラは学寮長から黄金色の真理計を手渡され・・・。

(2007/アメリカ) ★★★

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「ロード・オブ・ザ・リング」を送り出したニューライン・シネマなだけに、なかなかの作り込み。
しかし、「ロード・オブ・ザ・リング」には及びません。
いかに「L.O.T.R.」が映画史に残る金字塔だったかってことですね~。

お転婆で嘘つきだけど、お嬢様な主人公のライラ。
コールター夫人に気に入られて、叔父さんのいる北極に行くところから、怒濤の展開。

というか、展開が早っ!

行く先々で新しい出会いがあり、心強い助っ人を得る。
けれど、個々のキャラクターで引き立っているのは、何故かクマのイオレク(声:イアン・マッケラン)です。

飲んだくれのクマってのも、それはそれで面白いが、スコーズビーさん(サム・エリオット)や、魔女のセラフィナ(エヴァ・グリーン)のキャラクターが全然、見えてこない。。。
更に言えば、ストーリー自体が見えてこない。。。

今回は、とりあえず登場人物紹介、物語世界の紹介って感じでした。

しかも、特別な子供であるライラの“特別さ”が、よく分からない。。。
何故、ライラなのか?
真理計が読める以外に、どこが特別なのか?

冒険の最中も、真理計に頼ったり、仲間が助けてくれたりで、ライラの悪知恵で乗り切るシーンがもっと多いと良かったな~。

オープニングで子供たちがゴブラー遊びをしてたけど、そのゴブラーの親玉がコールター夫人なわけでしょ?
そもそもゴブラーが何なのかが、サッパリ分からなかったです。

HPで確認したところ、邪悪な誘拐犯の一団ってあるので、北の地で実験してた人たちのことかしら?
教権とはまた、別のものなのね。

なんだか、よく分からないまま終わり、ダストの謎?も何もかも、
すべて2作目に持ち越しのラストには、ちょっとゲンナリするかも。

面白いって言うより、呆気に取られた映画でした。
2作目に期待。。。

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