少林少女
■あらすじ■
中国での修行を終え、日本に少林拳を広めるために帰郷した桜沢凛(柴咲コウ)。
しかし、かつて学んだ祖父の道場は廃墟と化し、先生と慕った岩井(江口洋介)は町外れの中華料理屋の店長に収まっていた。
凛は岩井に反発して朽ちた道場に1人寝泊りすることを選ぶが、ひょんなことから国際星館大学に通う留学生のミンミン(キティ・チャン)から一緒にラクロスをやらないかとスカウトされる。
一つ返事で承諾した凛は、少林拳仕込みのパワーでラクロス部員たちのド肝を抜く。
しかし彼女の並外れた力は学長の大場雄一郎(仲村トオル)の目に留まり・・・。
(2008/日本) ★
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「少林サッカー」のチャウ・シンチーをエグゼクティブプロデューサーに迎え、「少林サッカー」の女子日本版を作りたかったのは分かります。
カットも映像も普通に劇画的で見やすくはあるのですが、何故か全然面白くないのです。
そもそもこの映画、スポ根なのかコメディなのか良く分からない。
笑えるシーンは皆無だったし、主演の柴咲コウは真面目に演技してたので、スポ根ドラマなのかな~って思っていたんですけど、
なんか途中からどんどん脱線して行って、最終的にはスピリチュアルな世界に突入して観客を置き去りにして行きました(笑)。
ギャグはスベッてましたが岡村隆史は意外と好演。
なのに、なのに、学長が!!
なんつうキャラクター設定にしたんでしょ!
悪の秘密結社?(それは鷹の爪団かっ!)
世界制服?
ただの自己顕示欲?
道場破りから始まって、己の欲望のためだけの大学を設立したのでしょうか?
なんかアホくさっ!
お決まりの展開の後に待ち受ける塔のシーンに移ると、先が見えてしまって急激に眠気に襲われました。
だって見所もないし、先は読めるし、ゲームのダンジョンのような展開なんだもの。
そして、あの最終決戦。
スッキリしない上に、ヒドイなんてものじゃないです。
あんなスピリチュアルコントロールで誤魔化してどうするんだ!
見ていて少林拳やってみたいなーとも思わないし、
「少林サッカー」みたいな見ていてバカバカしい突き抜けた笑いもない。
真面目に演技して、真面目に映画作っていると思うんですけどね、
なんかズレているんだよな~。
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