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2008年5月21日 (水)

ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛

Chronicles_of_narnia_prince_caspian イケメンが登場して、見所が増えたぞい。

■あらすじ■

偉大な王アスラン(声:リーアム・ニーソン)と“伝説の四人の王”ペベンシー4兄妹によって平和と繁栄をもたらしたナルニア国。
だが、あれからナルニア暦にして1300年経った今、かつての美しい国の姿は見る影もなく、戦闘民族テルマール人に侵略・支配され、生き残ったナルニアの民は深い森の奥に追いやられていた。

そのテルマール王宮では、先王亡きあとに摂政を務める弟のミラース(セルジオ・カステリット)が王位を奪おうと、正統な王位継承者であるカスピアン王子(ベン・バーンズ)の暗殺を画策していた。

コルネリウス博士(ヴィンセント・グラス)の計らいで、カスピアン王子は「ナルニアに危機が迫る時、“伝説の四人の王”を呼び戻す」と言われる魔法の角笛を手に森に逃れるが・・・。

(2008/アメリカ) ★★★★

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前作「ナルニア国物語  第1章:ライオンと魔女」は、期待しすぎたためか、面白い!って感じよりも、こんなもんか・・・という気持ちが強かったけど、今回は面白かった!

やっぱり、カスピアン王子ことベン・バーンズの存在が大きいです!
ひとりイケメンが増えただけで、こんなに見所が増えるとは~!
ミーハーでごめんなさい。。。

裏返すと今までのキャストが地味すぎた・・・とも言えるかな。
だって、前作で4兄妹以外に登場するのは、ライオンとビーバーとタムナスさん。。。

今回もそれは似たようなもので新キャラとして、おこりんぼさん(by魔法にかけられて)とアナグマ、そして大きなネズミが登場します。
でも、大きなネズミさんこと、リーピチープがなかなか可愛かったです。
タムナスさんほどのインパクトはないけどね。

世界観も前作で学習済みだったから、そこまでの期待もしてなかったけど、オープニングの導入からスリリングな展開でいきなり引き込まれてしまいました。

今回は特に長男のピーター(ウィリアム・モーズリー)が大活躍。
ミラースとピーターがタイマン張る展開は全くの予想外でした(笑)。
そういや、オープニングでも喧嘩してたね。
1度大人を経験しているから勝気で好戦的な性格になったのかな。

勝利を望む欲からピーターが白い魔女(ティルダ・スウィントン)に付け込まれそうになっていたけど、次男のエドマンド(スキャンダー・ケインズ)が前作での借りをきっちり返すのも良かった!
スッキリしました。

長女スーザン(アナ・ポップルウェル)とカスピアン王子のロマンスも、意外な展開。
そう来たか!
でも、視線を絡ませるくらいで、ニュアンスで表現してるのが良かったですね~。
監督さん、急に演出も上手くなりました(笑)。

最終的にはアスランが味方につけば何でもありじゃん!と思ってしまうような決着の付け方でしたが、始めにアスランありきの世界なので仕方ないのかな。

それにしても、テルマールの人々が元海賊とは・・・。
ひょっこりナルニアに迷い込んじゃったのは、ペベンシー4兄妹だけじゃなかったのね。

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2008年5月17日 (土)

痛いほどきみが好きなのに

Hottest_state 二十歳のオトコのコの頭の中は・・・。

■あらすじ■

ニューヨークに暮らす俳優の卵、ウィリアム(マーク・ウェバー)。
気ままな毎日を送る彼は、ある日、行きつけのバーで、シンガーソングライター志望のサラ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)と出会う。

自分でも不思議なほど、サラに心奪われてしまったウィリアム。
サラもまたウィリアムに惹かれていくが、過去の辛い失恋の記憶からサラはセックスを拒んでしまう。

そこで、ウィリアムは映画の撮影に便乗して、サラをメキシコ旅行に誘うが・・・。

(2006/アメリカ) ★★★

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一応、イーサンのファンなので、
自伝的小説と言われている、イーサンの処女作「痛いほどきみが好きなのに」は、かなり昔に買って読みました!
でも、あんまり主人公が好きになれなかったんだよね。

イーサン・ホークの初監督作「チェルシーホテル」も劇場に観に行きましたが、お世辞にも面白いとは言えなかった・・・。。

でも、今回の作品は「チェルシーホテル」より面白く鑑賞できました。
ちゃんとストーリーを追えたし、音楽も良かった。

小説で読んだ時は(若かったからかな?)面白いと思えなかったけど、映画で見ると若気の至りが大爆発していて、青臭さがステキ(笑)。

ほんと、イーサンってロマンチストだなぁ~。

視線や仕草だけでは思わせぶりで、
言葉だけでは物足りなくて、
体を重ねて一つにならなきゃ不安でたまらない。

ま、不安だけでなく、性欲も有り余ってるんでしょうけどね(笑)。

セックスして、心も体も手に入れたいウィリアムと、
セックスしたら、好きになりすぎてしまうのが怖いサラ。

一線を越えるか越えないかって、やっぱりすごく重い決断だよね。

こういう時に、本能で動く男と理性が働く女の違いが出る気がします。

映画を見てると、どっちの気持ちも分かる。
特にウィリアムは、サラにぞっこんだっただけに、急に冷たくされる仕打ちは堪えただろうな。。。

舞い上がって、空回りして、愛し方が分からない。
不器用な青春の1ページ。
今はもう、ほろ苦い思い出だけど、きっと一生忘れることのない恋。

二十歳の役なのだから、もうちょっとフレッシュな若い俳優さんを使ってほしかったのが、ちょい残念。
主演の2人、マーク・ウェバーとカタリーナ・サンディノ・モレノは、どう見ても二十歳に見えません!

イーサンはウィリアムの父親役で出演もしてます。
ちなみにウィリアムの母親役は、演技派のローラ・リニー
ウィリアムの元カノには、ミシェル・ウィリアムズ

主演の2人よりも脇役に存在感のある俳優さんが使われてます。
出番はちょっとしかないけど。。。

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2008年5月11日 (日)

ヒットマン

Hitman トレードマークは、坊主頭にバーコード。

■あらすじ■

全てが謎に包まれた冷血非情な暗殺者、エージェント47(ティモシー・オリファント)。
彼は、ターゲットであるロシア大物政治家ミカイル・ベリコフを射殺する。

しかし、ほどなくそれが罠だったことが判明。
47はインターポールとFSB(ロシア連邦保安庁)から追われる身となる。

そんな折、彼は事件の鍵を握る謎の娼婦ニカ(オルガ・キュリレンコ)と出会う。
陰謀の首謀者を突き止めるため、ニカを連れて復讐に乗り出した47だったが・・・。

(2007/アメリカ) ★★★☆

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チラシの宣伝文句に“21世紀版「レオン」”と謳っている時点で、かなり食傷気味になってしまいました。。。

そんな訳で、胡散臭いなぁと期待しないで見てみましたら、意外や意外!
なかなか面白いではないですか!

面白いとはちょっと褒めすぎかもだけど、思っていたより嫌いじゃなかったのは確かです(笑)。

この作品はゲームの映画化だそうですが、ゲームには疎いので元ネタは知りません。

主役のティモシー・オリファントは「ダイ・ハード4.0」に悪役出ていたらしいけど、はっきり言って記憶にありません(汗)。
主演は「GOAL!」の主役の人(クノ・ベッカー)かと思ってました・・・。
坊主頭がそっくりなんだもん(笑)。

で、ヒロインの女の子は007の次回作のボンドガールなんだそうですね。
今回は娼婦役でした。
気の強さが顔に出てますね~。

でも、見ているうちに可愛らしく感じたりもして、不思議な魅力を持った女優さんでした。

ストーリーは組織に裏切られ命を狙われる上に、インターポールからも追われると言うもの。

絶体絶命のピンチになっても余裕で切り抜けちゃうし、ヒロインとラブモードにならないのもいいです!
プラトニックものが好きな私としてはツボでした。

替え玉とか出生の秘密とか?な部分もあるけど、
仲間が殺しに来て 3対1で戦ったりとか、決闘の流儀?があったりとか、ヘンテコな部分もまた、可笑しくて良いです(笑)。
仲間の人たちも、坊主頭にバーコードだし!目立ちすぎ!

ぶどう園のラストとか みえみえでしたけど、
甘くなりすぎないとこが好きです。

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2008年5月10日 (土)

ミスト

Mist 希望の中の絶望。

■あらすじ■

激しい嵐が街を襲った翌日、湖の向こう岸に不穏な霧が発生していた。
デイヴィッド(トーマス・ジェーン)は不安に駆られながら、息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)を連れ、隣人の弁護士ノートン(アンドレ・ブラウアー)と街へ買い出しに向かう。

3人がスーパーマーケットに入ると、店内は停電と買い物客で大混乱。
外では軍人が歩き回り、サイレンが鳴り続ける。

すると、ひとりの中年男が叫びながら駈け込んで来た。
「霧の中に何かがいる!」と。
店外を見ると深い霧が駐車場を覆っていた・・・。

(2007/アメリカ) ★★★☆

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スティーヴン・キングの原作をフランク・ダラボンが監督したのは、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続いて3度目。

観る前は全然期待していなくて、どうなんだろうって思っていました。
だって、予告編に巨人の足みたいなものが映っていて、まさかエイリアンでしたって言うオチじゃないよね?と、警戒してしまっていたんだもの。

言ってしまえば、そのまさかに近いSFモンスターパニック映画でした。
しかし、これが意表を付いて面白かった!

霧の中に現れたモンスターの出所が異次元空間って言うのには笑ってしまいますが、そこをどうにかやり過ごせるのは、この映画が恐怖状態に置かれた人間の怖さを描いているから。

モンスターが怖いのは当たり前。
だけど、一番怖いのは盲目的な人間なのだ。

狂信的なミセス・カーモディをマーシャ・ゲイ・ハーデンが上手く演じています。

モンスターは早々に出現するし、出し惜しみすることなく次々襲ってくるのも痛快(笑)。

鳴り物入り?で公開された「クローバーフィールド」よりも、太古の生き物がちょっとしか登場しない「紀元前一万年」よりも、この作品のほうが面白いって言うのはどうしたことでしょうね?

宣伝文句の「ラスト15分」は、ちょっとどうかと思いますが、
このシーンの事を言っているんだろうな…って言うのはありました。

そして、その先に待つ希望の中の絶望ったらないです!!

最近では、類を見ない程の後味の悪さ!
けれど、ここがこの映画の真骨頂になってます。

ハリウッド的なハッピーエンディングではないラストには、強烈なインパクトがありました。

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2008年5月 6日 (火)

犬と私の10の約束

Watashi_to_inu_no_10_yakusoku 犬のお願い、人間の勝手。

■あらすじ■

14歳のあかり(福田麻由子)は、病院に勤める父(豊川悦司)と優しい母(高島礼子)の愛情に包まれて暮らしていた。
ある日、元気だった母親が病気で入院してしまう。
父親は仕事で忙しく、寂しいあかりの元に、一匹の子犬が迷い込む。

犬嫌いの父親を説得し、あかりは子犬を飼うことに。
その子犬はソックスと名づけられた。

母親は、あかりに犬を飼う時は犬と「10の約束」をしなくてはいけないと教える。
それは、犬が飼い主にして欲しい、10のお願いだった。

(2008/日本) ★

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泣けるかと思って期待したのに、全然楽しめなかったワン。

「犬とわたし」じゃなくて、「わたしと犬」の話になっているところが、まずダメでした。

犬の気持ちがメインなんだと思っていたんですよね。
普通に「私」がメインのお話でした。
ガックシ。

そんなわけで、想像していたストーリーとだいぶかけ離れていて、自分勝手な飼い主に振り回される犬が可哀相になりました。

私は一度も犬を買ったことがないので、主人公たち家族の目線で鑑賞するのには無理があったんでしょうね。。。

豊川悦司は、全然医者に見えなかったな。
ドラマを期待していたので、コミカルな演技も鼻について嫌でした。

そして、星クン(加瀬亮)!
なんか都合のいい展開に、都合のいいキャラクターですね。

犬がメインのお話なら、ソックス出会いと別れを描いて終わるところだけど、最後が結婚式だもんなぁ。
やっぱり人間がメインなんだよな~と冷めて見てました。

そして、主人公のあかり(田中麗奈)が好きになれなかったことが大きいな~。
幼少時代はまだ可愛かったけど、どんどん好感度の低い大人になっていくんだもの。
見ていてツラくなった。

もっと「10の約束」についての説話的な話が語られるのかと思っていたけど、普通の一家のお話だったし。

けど、犬を買うことの難しさも感じました。
あんなに欲しくて欲しくて仕方がなかった犬なのに、恋人が出来たら犬がいるせいで泊まりにもいけない邪魔な存在になってしまうんだね。

やっぱり、人間って勝手だなぁ~。

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2008年5月 5日 (月)

うた魂♪

Utatama フルチンに惑わされるな!

■あらすじ■

北海道にある七浜高校合唱部のソプラノパートリーダー、荻野かすみ(夏帆)は自己中心的で自意識過剰な女の子。
自分の歌声とルックスに自信満々の彼女は、イケメン生徒会長の牧村(石黒英雄)から写真のモデルを頼まれ有頂天に。

ところが、出来上がった写真を見て大ショック。
更には牧村にその写真を“産卵中のシャケみたい”と評された上に、その写真を生徒会新聞にが大きく使われてしまう。

自信を喪失したかすみは、合唱部を辞めると言い出す。

ラストステージのつもりで参加した夏祭りの合唱祭でも、ただ一人下を向いてやる気ゼロのかすみ。
しかし、かすみのやる気のない態度に、湯の川学院高校合唱部の番長・権藤洋(ゴリ)から文句をつけられる・・・。

(2008/日本) ★

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歌っている時のあたしがあたしは好き。

自意識過剰な主人公。
まぁ、それはいいでしょう。

自惚れ屋さんで周りが見えていなくて、反発も買ってしまう主人公。
だけど、自惚れ屋さんの自信が砕けて、歌うことの意味を失ってしまう。

合唱がテーマの映画かと思いきや、主人公の葛藤がメインなんですね。
主人公がほとんど共感できないキャラクターのため、見ていて少しツラかったです。

憧れの君からの告白!?かと思いきや産卵中のシャケ呼ばわり。
そりゃショックなのも分かるけど、思考が自己完結しちゃっているんだよな~。
そんなことで自信喪失するのだから、やっぱり主人公は歌うことよりも、歌っている自分に酔っていただけなんだね。

良かったのはゴリたち不良グループが歌う尾崎の合唱くらいだった。

謎のシンガー・ヨウコ(薬師丸ひろ子)の存在とか、取って付けた感じがするし、主人公を目の敵にしているレナ(岩田さゆり)のイジメの理由なんて子供じみていて大したことが無さ過ぎ。
あれで、なんで恨まれないといけないのか、、、逆恨みじゃないですか!

だけど、律儀にも主人公はその子に謝るんだよね~。
悪気はなかったんだし、その子も悪気がないのは分かっていたと思うし、なんかチグハグ・・・。
主人公を良い子にしたいだけなのでは?と思い、都合のいい脚本に感動できませんでした。

円満に終わるラストなのに、爽快さとは無縁です。

と言うか、ラストシーンが「歓びを歌にのせて」によく似ていてビックリしました。
パクリ?では無いのでしょうが、「歓びを歌にのせて」は好きな作品なので、興ざめしていく自分がいました。。。

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2008年5月 4日 (日)

Sweet Rain 死神の精度

Sweet_rain 死神は廻る。

■あらすじ■

死神が現れるのは、人が不慮の死を迎える7日前。
7日間の観察期間の後、「実行」か「見送り」かを判断するのが仕事。

そんな死神の一人、千葉(金城武)は“ミュージック”をこよなく愛する一風変わった死神。
千葉の今回のターゲットは、電器メーカーに勤める苦情処理係のOL、藤木一恵(小西真奈美)。

一恵は愛する人がいつも早死にしてしまう薄幸の女性。
勤務先では彼女を指名して電話をかけてくるしつこいクレーマーに悩まされていた・・・。

(2007/日本) ★★★

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金城君、なんか焼けてますね。
ちょっと野性的な感じ。。。次回作「レッドクリフ」の影響でしょか。

上司が犬だったり、人間界に来る時はいつも雨だったり、設定は面白いし金城君も格好良いです。
だけど、内容的には「うーん、それで?」って感じの映画でした(笑)。

3つの時代のエピソードが実はつながっていて…と言うのは、見ている時から想像がつくので、雰囲気を楽しむ映画なのかな。。。

小西真奈美と富司純子はイメージが重ならなくて、長い歳月の間にいろいろあったのねぇ~と思うくらいに、バンビちゃんからサバサバした性格に変貌してます。

それだけ、肝が座っているなら、何も子供を棄てなくても良かったのでは?と思うくらいだったので、設定に違和感を感じてしまったんですが、無理に話をつなげなくても良かったんじゃないかな~。

なんと言うか、子供を棄てるほど思い詰めちゃう人に見えないし、そんな理由で子供を棄てて欲しくないです。

そこがどうしても引っかかってしまったのが残念だったけど、映画としては普通に楽しめたかな?
と言っても内容に満足なのではなく、金城くんを鑑賞できて(笑)。

3つのエピソード中では真ん中のヤクザのパートが一番良かったです。
他の死神さんたちも良い仕事してましたしね♪

そして、最近良く見かける石田卓也
今回は、ヤクザ藤田(光石研)の弟分、阿久津を演じていました。

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2008年5月 3日 (土)

モンゴル

Mongol モンゴルの大地とモンゴル人としての精神。

■あらすじ■

部族間の争いが絶えない12世紀のモンゴル。
後にチンギス・ハーンと呼ばれ、モンゴルを統一して大帝国を築いた男テムジン(浅野忠信)は、モンゴルの小部族を率いるイェスゲイの息子として生まれた。

テムジン9歳の時、彼は運命の相手ボルテと出会い、彼女を花嫁に迎えることを約束する。
しかし、父が敵の部族に毒殺されると、テムジンは父の部下に裏切られ、命を狙われる身となる。

ある時、凍てつく池に落ちたテムジンは、たくましい少年ジャムカに助けられ、2人は兄弟の契りを交わすのだったが…。

(2007/ドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴル) ★★★

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この作品を撮ったロシア人のセルゲイ・ボドロフ監督は「ベアーズ・キス」の監督さんだったんですね~。
「ベアーズ・キス」は小熊と女の子のファンタジックな映画で、今でも印象に残っていて好きな作品です。

さて、この映画。
比べてはいけないと思いつつも、同じチンギス・ハンを題材にしているので、「蒼き狼 地果て海尽きるまで」とつい比べてしまいます。
でも、「蒼き狼」を見ていたので、「モンゴル」の内容が理解しやすかったかも・・・とも思います。

「蒼き狼」は全編が大河ドラマ風。
話している言葉も日本語だし、メロドラマっぽいストーリー。

一方、「モンゴル」はちゃんとモンゴル語を話しています。
当然と言えば当然なんだけど、やっぱりその心意気を買いたい。

内容も「蒼き狼」と似て非なるものでした。
血のつながりにこだわった「蒼き狼」はやっぱり日本的な内容と言えるでしょう。

「モンゴル」は血のつながりがなくとも、俺の息子だ!と葛藤もなく受け入れる。
一度ならず二度までも!
なかなか言えることではないですよね。

さらに何度も捕らわれの身になり、自身の運命に翻弄されるテムジン。
説明はされなくとも、その間にテムジンが感じていたことが、後にモンゴル統一を目指すことに繋がるのだと分かります。

そして奥さんのボルテ(クーラン・チュラン)!
この人がまた良くできた人なんだよね。
あそこまで旦那さんに尽くせるなんてスゴい!

それに、テムジンも決してボルテを離さないんだよね。
家族というものを大事にしたテムジンの哲学。
略奪行為ばかりを繰り返し部族間の衝突が耐えないモンゴルの状況を危惧し、モンゴル統一を目指す。

内容は荒く説明不足な部分もあります。
しかし、モンゴルの壮大な風景や、モンゴル人の精神美学などはしっかり詰め込まれています。

テムジンの前に立ちはだかるジャムカ(スン・ホンレイ)を演じた俳優さん(中国の方だそうです)も良かったです。

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2008年5月 2日 (金)

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

Bokuchu イタズラと嫌がらせの間で。。。

■あらすじ■

1979年、とある平和な田舎町。
イタズラの天才“ママチャリ(市原隼人)”率いる7人の高校生グループは、イタズラを仕掛けることに並々ならぬ情熱を燃やしていた。

そんなある日、彼らの前に町の交番に新たに赴任してきたばかりの一人の駐在さん(佐々木蔵之介)が立ちはだかる。
しかもその駐在さんは、彼らのイタズラを取り締まるだけでなく、なんとイタズラで仕返ししてくるツワモノだった。

さらに、ママチャリたちのマドンナ・加奈子さん(麻生久美子)が駐在さんの奥さんだと分かり、ママチャリたちのイタズラ魂に火を付けてしまう。

かくして、ママチャリたちと駐在さんとの仁義なきイタズラ戦争が勃発するが・・・。

(2008/日本) ★

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いたずら対決。
これがあんまり面白くない。

高校生と言う設定なのに、仕掛けるいたずらが子供っぽいのだ。
もっと頭を使え!

一方の駐在さん。
あんまり表情がないんですよね。
佐々木蔵之介さんは結構好きな俳優さんですが、この映画の蔵之介さんはイマイチです。

ぼくたちと駐在さんの因縁は、西条(石田卓也)のスピード違反から始まります。
制限速度超過の取り締まりって、至極真っ当に思えちゃうんですよねぇ。
たとえ田舎であっても、そこが日本である限り日本の法律は守らなくては。

それに、マドンナの加奈子さん(麻生久美子)のエピソードは余計に思いました。
レディースだった過去なんて知りたくなかったよ!
そのことと本編はあんまり関係ないような気がするし、ここで暴露しなくても・・・って思いました。
それが小ネタになっているわけでもないし。

他にも、山の中に置き去りとか、今ではあり得ないって思いました。
それで本当に熊に襲われたら、どうやって責任取るんでしょう?
1979年だから許されるって訳でもないように思うんですけどね。

そもそも時代設定を1979年にする理由も分からないし・・・。

西条は子供思いで心根は優しいんだろうけど、エロがっぱのイメージと違いすぎる気が・・・。

全体的にエピソードが散漫で映画らしい広がりが足りない気がします。
たぶん登場人物が多すぎて、いまひとつキャラクターが掴み兼ねるまま、ストーリーがだらだら続くからかな。

主人公だから当然のごとく、ママチャリと駐在さんは目立っていました。
なら、2人にフォーカスしても良かったように思うのですが、とにかくあれもこれも詰め込みたい!と、欲張った結果がこれです。

市原隼人は頑張っていたと思う。
それだけに空回りして、笑いに繋がってないのが残念です。

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2008年5月 1日 (木)

リアル鬼ごっこ

Real_onigocco 日本で多い姓は上から順に佐藤、鈴木、高橋。

■あらすじ■

日本に最も多い苗字“佐藤”。
テレビではその“佐藤”姓の人々が相次いで亡くなるという奇妙なニュースが流れていた。

高校生の佐藤翼(石田卓也)は、アル中の父(吹越満)と生まれつき病院に入院している妹の愛(谷村美月)の世話をする心優しき青年だ。
しかし、学校ではどのグループにも属さない不良少年だ。

ある日、翼は幼なじみの佐藤洋(大東俊介)が率いる敵対グループに捕まり絶体絶命のピンチに。
しかし、次の瞬間、洋の前から翼は忽然と姿を消してしまう。

翼は元の世界と平行して存在するパラレル・ワールドにワープしたのだった。
その世界では、王様の命令により佐藤姓を持つ人を捕まえて殺す“リアル鬼ごっこ”が行われていた・・・。

(2007/日本) ★★★☆

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日本で一番多い姓は「佐藤」さん。
確かにクラスに1人か2人はいました(笑)。

パラレルワールドでは王政が敷かれ、仮面をかぶった王様が日本を支配している。
そして、多すぎる「佐藤さん」を減らすべく、王様の抹殺命令が“鬼ごっこ”という形で行われる。
理不尽極まりない設定なのですが、これが意外にも面白かった!

見る前は、もっとずっと鬼ごっこが続くのだと思っていたんですけど、時間制なんですね。
確かにずっと追いかけられていたら、かなりしんどいかも。
寝られないし(笑)。

鬼ごっこの「鬼」も重量感があって、不気味な感じがよく出てました。
時間になると「鬼」が帰って行くところや、「佐藤さんは元気いっぱい鬼から逃げて下さい」などの棒読みのアナウンスも変で面白い。

現実世界とパラレル・ワールドはリンクしていて、パラレル・ワールドの佐藤さんが死ぬと、現実世界の佐藤さんも何かで死ぬ。
現実世界とパラレル・ワールドの佐藤さんは一心同体。

そんな世界に迷い込んでしまった佐藤翼。
しかし、翼は迷い込んだのではなく、送り込まれたのだということが分かる。

谷村美月が補足説明するかのごとく、王様の正体をバラすのはへぇ~と思いつつ、なんでそんなことまで知っているのだ!と不思議でした。
それでも、辻褄が合うように作られていたし、面白いからまぁいいか、と思えたのに最後が…!

あのラストでは、締まりません・・・。
なんだかな~って感じでした。

その世界でも主人公はオリジナルなのか?とか新たな疑問がわいて映画が終わってしまったので、あんまり良いラストだとは思えなかったな。

柄本明が破廉恥な医者役で出演。。。
憎たらしい役が上手すぎ。

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