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2008年5月 3日 (土)

モンゴル

Mongol モンゴルの大地とモンゴル人としての精神。

■あらすじ■

部族間の争いが絶えない12世紀のモンゴル。
後にチンギス・ハーンと呼ばれ、モンゴルを統一して大帝国を築いた男テムジン(浅野忠信)は、モンゴルの小部族を率いるイェスゲイの息子として生まれた。

テムジン9歳の時、彼は運命の相手ボルテと出会い、彼女を花嫁に迎えることを約束する。
しかし、父が敵の部族に毒殺されると、テムジンは父の部下に裏切られ、命を狙われる身となる。

ある時、凍てつく池に落ちたテムジンは、たくましい少年ジャムカに助けられ、2人は兄弟の契りを交わすのだったが…。

(2007/ドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴル) ★★★

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この作品を撮ったロシア人のセルゲイ・ボドロフ監督は「ベアーズ・キス」の監督さんだったんですね~。
「ベアーズ・キス」は小熊と女の子のファンタジックな映画で、今でも印象に残っていて好きな作品です。

さて、この映画。
比べてはいけないと思いつつも、同じチンギス・ハンを題材にしているので、「蒼き狼 地果て海尽きるまで」とつい比べてしまいます。
でも、「蒼き狼」を見ていたので、「モンゴル」の内容が理解しやすかったかも・・・とも思います。

「蒼き狼」は全編が大河ドラマ風。
話している言葉も日本語だし、メロドラマっぽいストーリー。

一方、「モンゴル」はちゃんとモンゴル語を話しています。
当然と言えば当然なんだけど、やっぱりその心意気を買いたい。

内容も「蒼き狼」と似て非なるものでした。
血のつながりにこだわった「蒼き狼」はやっぱり日本的な内容と言えるでしょう。

「モンゴル」は血のつながりがなくとも、俺の息子だ!と葛藤もなく受け入れる。
一度ならず二度までも!
なかなか言えることではないですよね。

さらに何度も捕らわれの身になり、自身の運命に翻弄されるテムジン。
説明はされなくとも、その間にテムジンが感じていたことが、後にモンゴル統一を目指すことに繋がるのだと分かります。

そして奥さんのボルテ(クーラン・チュラン)!
この人がまた良くできた人なんだよね。
あそこまで旦那さんに尽くせるなんてスゴい!

それに、テムジンも決してボルテを離さないんだよね。
家族というものを大事にしたテムジンの哲学。
略奪行為ばかりを繰り返し部族間の衝突が耐えないモンゴルの状況を危惧し、モンゴル統一を目指す。

内容は荒く説明不足な部分もあります。
しかし、モンゴルの壮大な風景や、モンゴル人の精神美学などはしっかり詰め込まれています。

テムジンの前に立ちはだかるジャムカ(スン・ホンレイ)を演じた俳優さん(中国の方だそうです)も良かったです。

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