2005年12月28日 (水)

ディック&ジェーン 復讐は最高!

Fun_with_dick_and_jane 今年の映画納めはこの作品!

見るつもりはなかったのに、「エターナル★サンシャイン」以来、ジム・キャリーが気になって仕方がない私なのでした・・・。 
恋ですか?

■あらすじ■

ディック(ジム・キャリー)は念願の部長に昇進! 
妻のジェーン(ティア・レオーニ)は仕事をやめて、主婦業に専念することにする。

しかし、喜びもつかの間、会社は倒産してしまい・・・。   

(2005/アメリカ) ★★★

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ジム、楽しそう・・・(笑)。
やっぱり、コメディを演じている時のジム・キャリーは、いきいきしてますねぇ~!

完全にスルーしてしまったところもあったけど、随所で笑わせてもらいました! 

昇進辞令を貰いに乗るエレベーターの中で歌いだすシーンと、目覚めたジェーンのパジャマに付いた手形 (ばっちり、胸の上!)のシーンが特に好きです。

しかし、復讐に転じるまでが、思いのほか長かったですね・・・。 
それまでの紆余曲折が凄すぎです(笑)。

隠蔽で起訴されるより、まずは芝生泥棒で捕まっちゃう気がするんだけど(笑)。

思い余って強盗を決意するディック・・・しかし、強盗には向かない人間なのだ。
いい人過ぎるディック・・・。 

ところが、相棒にジェーンが加わると、スムーズに初強盗に成功。 
女の方が、万事と言う時に逞しさを発揮するのでしょうか~(笑)。

でもさ、散々、強盗を働いて取り戻した幸せって・・・? 
なんか、間違っているよ、君たち!

社長(アレック・ボールドウィン)への復讐を個人ではなく、社員の為にしたことでディックとジェーンの印象を良くしてるけど、なんだかな。 

・・・あまり、深く考えちゃイカンですね。

ジムも、寄る年には勝てない・・・顔に目立ち始めた しわの数に、なんだか切なくなってしまいました。 

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2005年12月21日 (水)

ロード・オブ・ウォー 史上最強の武器商人と呼ばれた男

Lord_of_war “誰”の為の〈必要悪〉?

身近に“銃”の存在は無いと思いながらも、いつ、どこで、銃撃事件が起こってもおかしくないような世の中。
武器の数は、このまま増え続けるの? 

武器商人の実態を描いた骨太・社会派映画。

■あらすじ■

ユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)は幼少期に崩壊以前のソビエト連邦ウクライナからアメリカに移住。
儲からない家業のレストランを見限り 武器売買を始め、渋る 弟のヴィタリー(ジャレッド・レト)を説得し、事業を拡大。 

次第に商才を現すユーリーに、インターポール(国際刑事警察機構)のジャック・バレンタイン(イーサン・ホーク)の粘り強い捜査が待ち受ける。 

(2005/アメリカ) ★★★★

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この映画にアメリカ資本は入ってないらしい・・・。
やっぱりと言うか、なんと言うか。

実の黒幕は「アメリカ合衆国」です、と言っているようなものだものね。

武器売買の仕組みを100%理解できたかどうかは疑わしいですが、知らないことだらけでした。

そもそもの販売商品の武器は、製造から始めるのではなく横流し!

そんな武器売買の攻防もみどころでしたが、“死の商人”と言われるまでになったユーリー・オルロフの人間像も興味深かったです。 

感情を殺すこと。 
たとえ目の前で起きても、殺戮事件には関わらない。 
自分とは関係ないのだ。

そんなユーリーに比べてヴィタリーは“人間的”過ぎたのでしょう。 

弱い心を“麻薬”で隠し、どんどんダメになっていく姿をみて、ユーリーが引き込まなかったら・・・と思わずにいられませんでしたが、それゆえユーリーの冷徹さが引き立ってました。

ニコラスも、さすがの演技力でユーリーを演じてます。
妻エヴァ(ブリジット・モイナハン)の良き夫としての家庭人と、裏の顔。 

スーツケースを5個用意したり、船名変更はお手の物・・・。
実際に武器商人から取材をしたエピソードがいくつも使われているそうです。

ユーリーの商売敵シメオン・ワイズを演じているのはイアン・ホルム
インパクトの強さではバプティスト将軍がピカイチ。

イーサンはだんだん、しょぼくれてきているのが気にかかります・・・。 
額にしわが・・・。 いや、スクリーンで見ることが出来ただけでもいいです。 

オープニングの弾薬の製造から輸送までの映像や、飛行機が一日かけて解体される様は圧巻でした。

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2005年12月20日 (火)

綴り字のシーズン

Bee_season 文字の力ってすごい。 

文字を重ねて単語になり、文章になり、やがて心を揺さぶる物語になる。

文字を並べただけのものに、どこからそんな力が出てくるのでしょう?

言葉だけじゃ足りない。
きっと、何か目には見えない力が加わっているのでしょう。

■あらすじ■

大学教授のソール(リチャード・ギア)は優秀なアーロン(マックス・ミンゲラ)を溺愛し、娘のイライザ(フローラ・クロス)には関心がない。

そんなイライザに“正確な綴りを当てる才能”があることを知ったソールは、イライザの才能に夢中になり「スペリング・コンテスト」の全米大会を目指すが、やがて家族の関係がほころび始めてゆく。

(2005/アメリカ) ★★★

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一見しただけでは判らない、家族の裏側・・・。

リチャード・ギアの温和な顔が活かされていた気がします。 
いつもニコニコ、優しいファミリーパパのようで、実は利己的。 

イライザの才能を伸ばさんが為、自分の為、エスカレートしてゆく教育レッスンが心に痛いです。 
子供を実験に使うようなことはやめて欲しいと願うばかりでしたが…。

イライザの才能を知り、次第に不審な行動をとり始める母親ミリアムにジュリエット・ビノシュを配役したのも良かったと思います。 

子供の頃に両親を亡くしたトラウマを抱えて、と言うのは分かるものの あまりに不審すぎる行動・・・。 
何をしているのか、何がしたいのか、じれったいほど分からなかったですが、“ジュリエット・ビノシュだから”で納得しちゃいます(笑)。

そして、ようやく明かされたミリアムの秘密に悲しい気持ちになってしまいました。

“万華鏡”が効果的でしたが、時々フラッシュバックする時の“ラブシーン”はいらなかったような・・・。
このシーンを見せられて、ますますミリアムの意図が分からず混乱してしまったので(混乱も意図してのことだったのかしら?)。

重要なのはラブシーンではなく、そこでつぶやかれるソールからの“愛の囁き(?)”です。
いや、でも、だからこそラブシーンが重要なのか?

たわいない言葉で心の隙間を埋めてしまったミリアムの脆さ。
妻の脆さに気付けずに、薄っぺらな言葉を並べてばかりいるソール。

この家族はソールの言葉ありきで成り立っている。 
誰が悪いとかではないけど、やっぱりお父さんであるソールの言葉の影響力を感じました・・・。

父親の言葉の呪縛から逃れようと、自分のアイデンティティを探すアーロンに廻ってくるチャーリー(ケイト・ボスワース)との出会いは、都合が良すぎる感じもしましたが(お決まりのボーイ・ミーツ・ガール)、まあ、いいか。 

しかし、意味も判らない言葉のスペルをすらすら言ってしまうなんて、すごいことですよね。

そのスペルが正確かどうかなんて、さっぱり判らなかったけど、今や国際語となった「オリガミ」だけは判りました(笑)。 

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2005年12月19日 (月)

キング・コング

King_kong ピーター・ジャクソン監督が贈る、美女と野獣。

美女とコングのお話だと思っていたら、かなりのアドベンチャー作品でした。
迷い込んだ先はジュラシックパークですか・・・?

■あらすじ■

映画監督カール・デナム(ジャック・ブラック)は地図に載っていない島(髑髏島)を記した地図を手に入れ、未開拓の文明をフィルムに収めようと一計を案じる。

急遽、主演女優に抜擢された失業中のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)、脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)、曲者ぞろいの船員を乗せ出航するが、辿り着いた島で一行が目にしたものは・・・。

(2005/アメリカ) ★★★★

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トレ・コーング!!

白目をむいてトランス状態の原住民は かなりの恐怖でした・・・。 
意思の疎通が図れないんだもん。

そして、巨大昆虫もカンベンです! 

でか過ぎて気持ち悪いのに、これでもかっ!これでもかっっ!と言うくらいに、画面いっぱい・・・。
うぎゃっ!!

ここが死に場所になった人は可哀そうだよね。 虫に食われて死ぬのは嫌ですぅ。 

そんなわけでコングのつぶらな瞳は幾分、私を安心させました(笑)。

コングとアンの出会い(って言っても、アンは生贄なんだけど)。
最初は完全にコングのおもちゃにされているアンですが、よく骨折しなかったな、と思うほどに振り回され、摑まれ、はたかれる。 

美女は骨も丈夫なんです。

孤独なコングの慰めものでしかなかったもの、単に自分の所有物としか見ていなかったものへの親愛が生まれ、アンもそんなコングの心に寄り添う。

そこに至るまでの恐竜との格闘はかなり長かったですが、谷間に落ちて、宙ぶらりんになっても捕食行動を忘れない恐竜が可笑しかったです。 

そして舞台はニューヨークへ。

見世物にされたコングは、再会したアンを連れてエンパイア・ステート・ビルを登る。 

2人で見る、故郷と同じ美しい夕焼け・・・。
優しい獣と心の通い合う瞬間・・・。 

思いがけず、このシーンでは感動してしまいました。

しかし、その後の展開は・・・。 

民間人もいるのにお構いナシの攻撃開始。
いかにもアメリカらしい行動に、リメイクとは言えどうにかならなかったのかなって思ったのですが、あえてそう描いたのかもしれないと思えてきました。 

アメリカに害をなすものは全て、徹底的に排除する。 
容赦がありません。

意外といい人だった船長(トーマス・クレッチマン)や船員へイズ(イヴァン・パーク)とジミー(ジェイミー・ベル)の師弟のような関係も良かったですが、一番印象に残る演技をしてたのは、コング(アンディ・サーキス)だったと思います。

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2005年12月16日 (金)

SAYURI

Memoirs_of_a_geisha ニホン、フジヤマ、ゲイシャー!

アメリカの日本イメージ? はたまた、ニホン女性に対する憧れ? 

否、結局は〈男〉の夢・・・。

■あらすじ■

昭和のはじめ。 
貧しい漁村に生まれた千代(大後寿々花)は、姉の佐津と共に置屋に売られるが、「新田」のおかあさん(桃井かおり)に引き取られたのは千代だけ。 
姉妹は引き離されてしまう。

絶望の中で千代を救ったのは、名も知らぬ「会長さん」(渡辺謙)。

もう一度「会長さん」に会うことを励みに 芸者を目指す千代に転機がめぐり、 
気立ての良い豆葉(ミシェル・ヨー)の妹分となり、千代は芸者・さゆり(チャン・ツィイー)としてデビューすることになる。

(2005/アメリカ) ★★

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表面的には美しく作ってますよね。
着物や日本庭園は、あでやかでした。

内容は和洋折衷? 
言葉は“英語”に時々“ニホンゴ”が混ざるし、不思議な おかしみを醸し出してます~。 

千代を敵対視する“初桃”(コン・リー)のいじめっぷりが良かったです。 
普通、嫌な役はやりたくないものだと思うけど、コン・リーは潔く演じていてスゴイなって思いました!

桃井かおりの“おかあさん”役も好きです(笑)。
雰囲気あって、日本の女優がハリウッドにどのように映ったのか、気になるところ!

そもそも、日本が舞台の映画だもの。 
日本人キャストが出ているだけで、嬉しいです。 

工藤夕貴も“おカボ=パンプキン”役で頑張ってました! 
欲を言えば、もっと主役級に日本人が出て欲しかった! 
折角、男性陣に渡辺謙や役所広司がそろっていたのにね。 
今はこれが実力なのでしょうか~。

千代の子供時代を演じた大後寿々花ちゃんは可愛かった~! 
出来たらあのまま、子供時代をずっと見ていたかった!(笑) 

チャン・ツィイーは好きな女優さんなのですが、大人になってからは多少、興味をなくしてしまいました・・・。(女のバトルは見応えあるけど・笑)

「会長さん」に心惹かれて・・・って言うのが、解せない。

私だったら芸者になれば、キレイな着物が着られてー、美味しいものが毎日食べれてー、身の回りのこともやってもらえてー、楽チン楽チン♪みたいな(笑)。

色気より、食い気。 ・・・。

そのあたりと、ラストの展開に男性側の「都合の良さ」を感じてしまいました。

そもそも、想いが通じたところで「日陰」の身だしなぁ~。
「芸者」の厳しさを描くのであれば、悲恋でも良かったものね。

ってことで、やっぱり、これはファンタジーなのでしょう。

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2005年12月 9日 (金)

Mr.&Mrs. スミス

Mr_and_mrs_smith スミス夫妻式、倦怠期の乗り切り方。

Step1:秘密の暴露。
Step2:気が済むまで銃を撃ち合う。

■あらすじ■

ジョン(ブラッド・ピット)とジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)は結婚6年目にして、倦怠期気味・・・。

実は2人は、相手の正体を知らないが、対立する組織に所属するスゴ腕の殺し屋同士!
ある事件をキッカケに相手の正体を知ってしまい、互いに殺しあうハメに・・・。 

(2005/アメリカ) ★★★

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多少の強引な話の展開には目をつむろう。

だって、設定からしてありえないし(笑)。
殺し屋夫婦って・・・。 
だんながブラピで、奥さんがアンジーって・・・って、そこは「あり」なのか!

と、まあ、ゴシップネタは そのくらいにして、映画の感想を・・・。

個人的に好きだったのは、お互いの正体を知った後の「夕食シーン」。 

晩餐会みたいにおしゃれな夕食が豪華です。 
ジェーンのドレスもセクシー♪ だけど、ハラハラ。 お互いの腹を探り合う・・・。

そこからの銃撃戦もすさまじかったです。 
この映画のハイライトかと思います。

そして、「結婚5年目」・・・何故か、いつも間違えてしまうジョンを、静かに力強く訂正しなおすジェーンが可愛かったです。

ジョンには空白の1年でもあるのでしょうか?(笑)

ラストもすごいことになってましたけど、どんなオチ(終わり)になるのか心配しました。 
絶対絶命すぎて。 
今でもよく、分かってない(笑)。

見ている時は、2人はボニーとクライドになるのかな~とか思ってましたが、大金がかかっているし、人気者を殺しちゃまずいんだろうなぁ~と、ハリウッドの掟を見た気がします。

続編も作れそうだしね!

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2005年12月 5日 (月)

ラヴェンダーの咲く庭で

Ladies_in_lavender 手の届かないもの。

そんなものを前にする「どうしようもなさ」に、いつも心揺さぶられてしまいます。

■あらすじ■

1936年、イギリスのコーンウォールの村。 
海を望む家で老姉妹、ジャネット(マギー・スミス)とアーシュラ(ジュディ・デンチ)は、慎ましく、穏やかに暮らしている。

嵐の翌朝、浜辺に打ち上げられた若者を発見し、姉妹は自宅で手厚く看護する。
若者の名前はアンドレア(ダニエル・ブリュール)、ポーランド人で ヴァイオリンの才能があることが判明する。

(2004/イギリス) ★★★★☆

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私が年老いたら、この映画の中で暮らしたい。 

姉妹と共に散歩を楽しみ、時には家政婦のドーカスにどやされ、硬いビスケットとお茶を頂くのだ。(笑)

激動の時代に突入するのに、のん気にそんなことを思ってしまったのは、姉妹の仲の良さゆえかな。 
2人のやり取りに、是非、加わりたくなってしまったの。

変わらない毎日。 
日々をやり過ごすことに慣れた、年月。 

そんな中に訪れた〈異邦人〉。

その人は、誰でも良かったんだと思う。 
例えば、おじいさんでも。 
姉妹に変化をもたらし、やがては過ぎ行くのだ。

しかし映画に登場するのは、若く、才能を持ったアンドレア。 

姉妹には長らく無縁だった刺激的な存在。 
とくに長年、王子様を待ち続けていたアーシュラには・・・。

若さへの羨望、才能への憧れ。 
波打つ鼓動は、異性へのときめきに変わる。

想いを寄せるアーシュラの可憐な表情ときたら、乙女そのものです。 
手の届かないものだと、儚い夢なのだと、分かっていても想いはなお募る・・・。

夢の中に、年頃の娘時代の自分を登場させてたのが、妙にリアルで生々しかったです。 
しかし、それこそが「もし、私が若ければ・・・」と口には出せないアーシュラの望み。 

夢から覚め、現実の自分に打ちのめされる。 
取り戻せない。 戻れない。

そしてまた、もう一人の〈異邦人〉が現れる。

若く、美しい画家のオルガ(ナターシャ・マケルホーン)。 
老姉妹は彼女を〈敵〉とみなす。 

自分たちにはない“若さ”を振りまき、いずれはアンドレアを奪うのではないかと危惧しているのだ。

このオルガの描き方がなかなか上手い! 

ことごとく“邪魔者”として登場するから、自然と警戒心が湧く。 
決してオルガは悪い人ではないのに、見ているうちは老姉妹の味方になってしまいます。

しかし、お兄さんからの電報→パブ→翌日の経緯からも、かなりの強引さ。 
パブで打ち明けなかったことからも、確信犯です。 

そんなオルガに恋焦がれて心を持て余している人が、もう一人。

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2005年12月 2日 (金)

ヴェラ・ドレイク

Vera_drake マイク・リー監督からの問題。

Q.「男」と「女」の最大の違いは?

A.男は子供を産めません。

■あらすじ■

1950年、イギリス。 
ヴェラ・ドレイク(イメルダ・スタウントン)は家政婦をしながら、愛する夫、息子と娘に囲まれて、つつましく生活していた。

病気で働けない近隣の人を訪ねては、笑顔を絶やさず甲斐甲斐しく世話をするヴェラ。 

そんな彼女には、誰にも言えない「秘密」があった。

(2004/フランス・イギリス・ニュージーランド) ★★★☆

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ヴェラの「秘密」とは、「堕胎」処置のこと。 
望まない妊娠をした女性たちを、密かに“助けて”いるのだ。

しかし当時、「堕胎」は重大な犯罪だった・・・。 

ほんの50年ほど前、と言う事実が重い。 

妊娠した女だけが悪いのか? 責められるのは、何故、女だけなのか。

映画は「告発」も「啓蒙」もせずに、淡々と「事実」だけを描写する。

見終えても、モヤモヤが残ってる。 
答えは出ずに、頭の中はグルグル・・・。

ただ、「堕胎」については、すごく考えさせられた。

倫理的な問題から、「堕胎」を認めないっていうのも判るけれど・・・。 

ちなみに、ローマ教皇は「人が猿から進化した」ことを認めても、「堕胎」を認めていない。  
そして世界には、思春期になった女の子の性器を切り取る馬鹿げた風習が、今なおあるのだ!

好きで子供を堕ろすわけじゃないもの。 

1人で妊娠できるわけじゃないもの。

「白」か「黒」か、そんなことを決めるより大切なのは、問題意識を持つことなのかな。 
「堕胎」に限らず、言えることだけど。

ダイヤのごとき、優しいハートの持ち主ヴェラ。

彼女の優しさはどこから来たのでしょう? 

優しい気持ちは、優しくされないと育たない。 

意地悪な気持ちは、意地悪をされないと育たない。

なんて聞いたことがありますが、ヴェラと母親の関係を見ても、何が彼女を突き動かしているのか不思議でした。

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2005年11月30日 (水)

ポビーとディンガン

Pobby_and_dingan “目に見えないお友達”・・・

私は“現実的な子供”だったので(笑)、そのようなお友達はいなかったけれど、なんだか羨ましいですね!

欧米では5,6歳までは 割りと “イマジナリー・フレンド” と言って、ポピュラーに容認されているようです。

■あらすじ■

オーストラリアのクーパー・ペディに住む11歳のアシュモル(クリスチャン・ベイヤース)の悩みの種は、“ポビー”と“ディンガン”。

9歳の妹・ケリーアン(サファイヤ・ボイス)にしか見えないお友達。

ある日、ケリーアンは 「ポビーとディンガンがいなくなった!」 と騒ぎ出し、その日以来、体調を崩していく。

(2005/イギリス・オーストラリア) ★★★★

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アシュモルの住む町・クーパー・ペディは、宝石オパールの採掘地。 
オパールを掘り当てて一旗 揚げようと夢見る野心家の集まる町。

アシュモルの父親レックス(ヴィンス・コロシモ)も、そんな一人。

オパールの複雑なキラメキ。 

採掘場の突き抜ける青空と、小山に盛られた白い瓦礫。

舞台になる町・クーパー・ペディは不思議な町です。 

一面に広がる、砂漠の砂のように盛り上がった瓦礫の山々は、オパールを夢見た、夢の形跡。 

そして、オパールを求め、採掘は続く・・・。

埋まっているかもしれない不確かなものを求める町の人々。

他人には見えない確かな友達を持つケリーアン。

「ない」けどある。 「ある」けどない。 

なんだかややこしいけれど、実はシンプル。 
信じれば存在する。

「ない」ものを信じ、妹のため奮闘するアシュモル。

子供の無邪気さからとは言え、些細なことで深刻な事態に発展し、孤立化する家族の絆をつなぐアシュモル。 

アシュモルの姿が健気で、心打たれました。

それまでの不協和音を払拭すような、家族4人のラストシーンに光がさして、じんわり心に染み込みます。

原題も 「Pobby And Dingan」 だろうと思っていたのですが、「Opal Dream」だそうです。 

1度も姿を見せないポビーとディンガンだけど、映画の中での存在感は、かなりのもの。

「ポビーとディンガン」という題名の方が好きだけど、「オパール ドリーム」も素敵な題名ですね。

実は原作には、オパールが見せた夢の続きがあるそうです。 映画の“その後”を知って、ちょっと衝撃を受けた。。。

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2005年11月29日 (火)

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

Harry_potter_and_the_goblet_of_fire ドビーが登場しなかったのは、「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムに比べて、人気薄だからでしょうか・・・。

なんて、のたまってみましたが、実際のところ「ドビー」は人気あるのか、ないのか良く判りませんね(笑)。 

今回、「ドビー、しいては“屋敷しもべ妖精”」のシークエンスは、ばっさりカット! 
脚本の長さに関係しているのでしょう。 
全部を映像化したら、それこそ「前編」「後編」の2部作になっちゃうものね。

■あらすじ■ 

クィディッチ・ワールドカップが開催され 興奮冷めやらぬ その夜、デス・イーター(死食い人)によって「闇の印」が不気味に夜空に浮かび上がる。

不穏な空気の中、新学期を迎えるが、数百年ぶりに“三大魔法学校対抗試合”が開催される。

“ボーバトン校”代表は、フラー・デラクール。

“ダームストラング校”代表は、ビクトール・クラム。

“ホグワーツ校”代表は、セドリック・ディゴリー。

そして、年齢制限のため参加資格のないはずのハリー(ダニエル・ラドクリフ)が、4人目の選手として選ばれてしまう。

(2005/アメリカ) ★★★☆

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それにしても、ロン(ルパート・グリント)は置いておくとして(笑)、ハリーのロン毛はあんまり似合ってないと思うよ。
ハーマイオニー(エマ・ワトソン)からも、言ってやって!(笑)

今までの「ハリー・ポッター」がハリーの成長を描いているとしたら、今回は「イベントムービー」でやや物足りなさも・・・。 

“三大魔法学校対抗試合”という、「イベント」。

“ヴォルデモート(闇の帝王)復活”という、「イベント」。

ハリー自身の成長は、あんまり見られないかな。
だって、試合のヒントを貰ってばかりいるんだもん。

とは言っても、何も無い訳ではなくて、やってくるのは避けては通れない思春期! 
ハリーの「初恋」。

お相手、チョウ・チャンはイメージと違い「お姉さま」なカンジでした。 

ハリーってば、近くにかわい子ちゃん(死語)がいるのにね~ぇ。 
ハリーとロン、そしてハーマイオニー。 
これから、3人はどんな風に関係が変わっていくのでしょうね。 

3人の“恋のもつれ”を見てみたいと思っているのは私だけ?
密かに期待してるんですが・・・。

原作の情報量をさばくため、スネイプ先生(アラン・リックマン)の秘密とか、あっさり片付けられちゃって物足りなさも 有りました。
結構、大事なとこだと思っていたのに。

しかし、脇目も振らずに ひたすら「ハリー」に焦点を絞っていたので、「映画」としては見やすかったです。 

心配なのは、シリーズで通して見た時に、次の「不死鳥の騎士団」にちゃんとつながるのかな?ってこと。
ま、そこはちゃんと押さえてあるのでしょうけど。

新たに登場したキャラクターでは、リータ・スキータ(ミランダ・リチャードソン)がハマってました~! 
原作では、憎たらしくて嫌いなんですが、映画版は許せる(笑)。
コミカルで可愛らしい人ですね。 
語尾の「ザンス」も許せるくらいに。

毎度、お騒がせな“闇の魔術に対する防衛術”の新教授 マッド・アイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)は、“魔法の眼”にガックリ↓きました。

右眼と左眼のバランスが悪いし、明らかにニセモノっぽいおもちゃのような“眼”だった。
もう少し本物っぽい眼球にして欲しかったです。

ダンスパーティーのシーンでは、イギリス監督らしい正統派な舞踏会を感じました。

そして最大の目玉シーン。
ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の御姿! 
ご覧になった方はどうでした?

私は“鼻”が気になって仕方がなかった! 
“ヘビ”なのは分かるけど、“バケモノ”っぽい・・・。

折角のレイフの美顔を台無しにしちゃうなんてもったいないなぁ。 

レイフ・ファインズの瞳って、ちょっと悲しげで好きなので、瞳だけでも いじられなくて良かったです! 
次回作までには、ヴォルデモート卿の姿がマシになっていることを祈ろう。

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2005年11月23日 (水)

Jの悲劇

Enduring_love 11月某日。 
母が 「Jの悲劇」 のチラシを貰って帰ってきた。
それが、全ての始まりだ。

なんて、ちょっと気取って始めてみましたが、このチラシは一目見て 「面白そう!」って思いました。

■あらすじ■

大学教授のジョー(ダニエル・クレイグ)は、長年の恋人クレア(サマンサ・モートン)と草原でピクニックを愉しんでいた。
そこに、操縦不能となった気球が降りてきて、風にあおられ予想外のアクシデントが起こる。

(2004/イギリス) ★★★

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「Jの悲劇」・・・なんとも文学的な香りのする題名ですよね。

イアン・マキューアン著 「愛の続き」が原作だそうです。
「愛の続き」・・・悪くないけど、この題名だったら見に行ってないかもしれません(笑)。 
それくらい、インパクトのある良い“邦題”じゃないでしょうか。

主な登場人物にジョー“JOE”とジェッド“JED”(リス・エヴァンス)、2人の「J」が出てきます。

しかし、他にもジョン・ローガン、セリフの中に出てくるジェズ、ジョーゼフ、ジョ・ジョなど、「J」の付く名前のオンパレード。

題名がインパクトあるだけに「J」を気にしながら見てたのだけど、ストーリーには関係なかった(笑)。 

これは、ジョーとジェッド、2人の「J」が出会った悲劇です。 

オープニングの映像は素晴らしいものがありました! 
だだっ広い草原に突然現れる赤い気球。 
緑の相対色の〈赤〉が画面によく映えていて、目に焼きつきます。

主人公ジョーが〈赤〉に反応して、〈事件〉を思い出す、美術館の彫刻。
赤いリンゴ。 赤ワイン。  

こういう、色彩の暗示は結構、好きです。
他にも、赤いロンドンバスや赤い紐のスニーカーなんてのもあったみたい。

リス・エヴァンズは「ノッティングヒルの恋人」での、ヒュー・グラントの変わった同居人役が忘れられない。 

「Jの悲劇」では、怪しげなジェッド役。 
“スイカ”(赤!)を食べるシーンは、笑顔が不気味で怖かったです。 

主人公のジョーが感情的に揺さぶられている時だけ(?)カメラワークが、物陰から覗いているようなものに変わるのも、怪しい雰囲気を出してました。
あ色々、想像をかきたてられたけど、成功しているのかは、評論家じゃないので判りません。 

見所は、次第に〈事件〉から〈ジェッド〉に神経過敏になっていくジョーの壊れっぷりでしょうか。 

容姿端麗、ユーモアも、人望も、お金もあるブルジョア生活を満喫しているジョーが、精神的に追い詰められて、無神経で凶暴な性格に変化して、まるで「別人」のようです。

ただ、ストーリーにもう一ひねりあれば・・・という不満も残りました。 
本編が101分なので、こんなもんと言えばそうなのかもしれないけれど。 

なんか、思い込みの激しいキャラでは「愛してる、愛してない・・・」のオドレイ・トトゥを思い出しますね。 
と言うか、同じなのだ・・・。

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2005年11月17日 (木)

ルパン

Arsene_lupin ルパンなんて「ルパン3世」しか知らないよ。

■あらすじ■

1882年。 
幼少のアルセーヌ・ルパンは従妹のクラリスと共に、スビーズ公爵の館で暮らしていたが、父親が盗人であることがバレて、館を追い出されてしまう。

怪盗に成長したルパン(ロマン・デュリス)は母の死後、クラリス(エヴァ・グリーン)の助けを借りてスビーズの館に職を得るが、ある晩、カリオストロ伯爵夫人(クリスティン・スコット・トーマス)を助けたことから、陰謀に首をつっこむことになる。

(2004/フランス) ★★★

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怪盗ルパンシリーズの「カリオストロ伯爵夫人」をベースに「奇巌城」、「813」の名場面などが組み合わさっているらしく、内容量が ぎゅうぎゅうでした。

止まらない。
終わらない。 
最後まで、全力疾走!(←豪華客船での“垂直走り”には、笑っちゃった!)

面白かったけど、やや疲れました・・・。 

ストーリーは全体的に荒業を用いて、1本に仕上げたってカンジ。 
中盤あたり(灯台のシーンとか)の話の強引さと、荒さが気になった。

でも、エンターテインメントを目指したそうなので、その点では及第点をあげてもいいかな。

主人公がイケメンだったら・・・とは思ったけど、ルパンの「変装」を見て、何故、ロマン・デュリスなのか、なんとなく納得しました(笑)。
ルパンは変装が得意。

2枚目の「変装」って、バレバレだもんね。

いえ、デュリス君が2枚目じゃないと言うわけじゃないですけど・・・変装してる時の方が、格好良く見えたのは何故かしら~。

それにしても、チョイ役だと思っていた(失礼!)、ボーマニャン(パスカル・グレゴリー)が意外に話しに絡んできて、結構、重要人物だったことが一番ビックリでした☆ 

まだ見てない方は、ボーマニャンをチェックして見て下さーい!

この映画で不満なのは、ルパンとクラリスの絡みです。
クラリスの純情に対してのルパンの行動って酷くない?

久々の再会でも、全然気付いてもらえないし、相思相愛になったかと思えば、他の女に走るし、身重なのに川に飛び込んだりさせて!
プンプンッ。

可哀想なクラリス!
クラリスに対しては、全然 紳士じゃないルパンでした。 

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2005年11月16日 (水)

ダーク・ウォーター

Dark_water ウォルター・サレス監督を信じてる。

今のところ、この監督作品に「ハズレ」は、ないです。

ちなみに、オリジナルの邦画「仄暗い水の底から」は、未見です。

■あらすじ■

離婚調停中のダリア(ジェニファー・コネリー)は娘のセシリア(アリエル・ゲイド)を連れてニューヨークの外れ、ルーズベルト島の古びた集合住宅の9階に移り住む。

寝室の天井に“シミ”を見つけるが、“シミ”は広がり、やがて水漏れしてくるようになる。

(2005/アメリカ) ★★★

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閉塞感の漂う映画でした・・・。

セシリアが 「この部屋には空気がない」 と言っていたのが、印象的です。

“ホラー”ではなく、“ドラマ”でしたよね? 
そんなに怖くない。

話の流れは予想通りだったけど、「ナターシャ」の存在を丁寧に描写していているので、ただの「怪奇現象」に終わらせていないところに好感が持てました。

しかし、予想通りのストーリーも、ラストは想定外でした。

バッド・エンディングじゃないけど、切ない。
淋しい。  

母親の愛情に恵まれなかった「ナターシャ」と、実は「母親」との間にトラウマを抱えていた、ダリア。

引き合う作用を持っていたのは、娘のセシリアではなく母親のダリアだったのだ。 
そして、「ナターシャ」の本当の目的も・・・。

現代社会の寂しい情景や、都会の人間関係をさりげなく提示。 

親権問題で神経過敏になっているダリア。

一方的に話を打ち切る夫カイル(ダグレイ・スコット)。

頼んでも、なかなか腰を上げない管理人のヴェック(ピート・ポスルトウェイト)。 

他人任せにして仕事を切り上げる、不動産屋のマレー(ジョン・C・ライリー)。 

独り者なのに家族がいると偽る、弁護士プラッツァー(ティム・ロス)。

「さみしい」人ばかりですが、一番さみしかったのは「ナターシャ」だったんだよね。

そしてまた、セシリアも「さみしい」連鎖に加わるのだろうか? 

ラストでセシリアの淋しそうな瞳が、微笑みに変わるのが救いでした。

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2005年11月15日 (火)

親切なクムジャさん

Sympathy_for_lady_vengeance どんな「感情」を持てばいいのか・・・
見終わった今も、自分の「感想」が見つかりません。

パク・チャヌク監督の「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く、復讐3部作の最終章。

■あらすじ■

無実の罪で服役中のクムジャ(イ・ヨンエ)は、いつも微笑を絶やすことなく優しい人柄から“親切なクムジャさん”と呼ばれるようになる。

13年の刑期を終え出所したクムジャは、ある“計画”を実行に移す。

それは、“生き別れた娘を探すこと”。
そして、“自分を陥れた男へ復讐すること”。

(2005/韓国) ★★★

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韓国では、豆腐のような白い心で、二度と罪を犯さないようにとの願いから「刑務所から出所したら、豆腐を食べる」風習があるそうです。
それを知らないと、この映画の意味が半減するかも知れません。

※【注意:ネタバレあり】…未見の方はご注意下さい。

出所後、差し出された“豆腐”を拒否するクムジャさん。
それは、彼女がこれからすること、やるべきことを覚悟している決意の表れ。

そして、その対称に当たるのがラストシーンの「白いケーキ」。
娘・ジェニーの言葉に、声を上げて泣き出しケーキにかぶりつくクムジャさん。

全てをやり遂げて、尚、埋められない喪失感。 
自分の穢れた手。 
清らかな娘の幸せを願う、親心。 

犯罪者だと知っても、それでも、子が親を思う気持ちを知ったクムジャさんは、これからどんな風に生きるのだろうか。

でも、見ているときに「ケーキ」=「豆腐」って、すぐに反応できなかったです。 ぼんやり、「パイ投げ」を連想しちゃってました・・・(トホホ・・・)。

“クムジャさんの親切”、“クムジャさんの計画”は、用意周到で見応えはあるけれど、ちょっと常人離れしてました。
美人なうえに、なんでも器用にこなしちゃうんだもん。
ケーキ作りも天才的だなんて!

女を敵に回すと、怖い。
って言うより、クムジャさんを敵に回すと、怖い。

罠にハメられ刑務所に入れられた時から、復讐は始まっていた訳で、
刑務所の中では“親切なクムジャさん”の、そして出所後は“復讐の鬼”の仮面をかぶっている。

本当の“クムジャさん”は、一体どんな人なのか。 
お腹の子供の父親は?

たぶん、何らかのエキセントリックな部分を見つけて納得したいのです。 
何故、クムジャさんはあそこまで執念深くなれたのか。 

けれど、クムジャさんは1人ではなく、仲間に協力してもらい“復讐”を実行する。 

仲間も協力を惜しまないことから、クムジャさんへの忠誠が厚いことが判るけど、少し嫌な気持ちがします。 
好きでもない相手と結婚したりは出来ない・・・。 

そうして、急展開を見せる最終戦。
クムジャさん個人の“復讐”から、被害者の家族を集めての“復讐の儀式”へ変化する。 

このあたりで気持ちが追いつかなくなってきちゃいました・・・。

警察官同伴の復讐講座。 儀式の段取り。 ・・・・・・。

クムジャさんに気のある牧師さんが、クムジャさんの復讐相手のパク先生(チェ・ミンシク)にクムジャさんの写真を渡しているのは、よく分からない。 
なんで知っているの?
クムジャさんが話したのかな? 
あそこまで、周到なクムジャさんが?って気もするけどね。

チェ・ミンシクやソン・ガンホユ・ジテなど今までの“復讐シリーズ”に登場した俳優が出演して“復讐3部作”を総仕上げしているそうです。

私はこの3人くらいしか、気付けませんでした・・・。

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2005年11月14日 (月)

エリザベスタウン

Elizabethtown 溶け込めない。

■あらすじ■

仕事で失敗をして、会社に大損失をさせてしまったドリュー(オーランド・ブルーム)。 
気力を失って死のうとする時に、父親の訃報が届く。

父の元へと急ぐ飛行機の中、フライト・アテンダントのクレア(キルスティン・ダンスト)と知り合いになる。

(2005/アメリカ) ★

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仕事の大失敗にも、あまりピンと来なくて話に取り残されてしまった。
後半でドリューが「会社を倒産させた」と発言して、ようやく「それは、一大事だ!」と認識する有様でした・・・。 

10億ドル・・・。 
想像つかない・・・(悲)。

それにしても、クレアは「風変わり」を通り越して「正体不明」でした~。
見る前から「どうなんだろう?」とは思っていたけど、現実感の無いキャラでした。

男性から見たら、「あんな子、いたらいいな♪」ってカンジなのでしょうか?

「不思議な地図」をドリューにプレゼントするけど、「いつ、作ったんだ!」と、つっこまずにはいられなかったよ。

ドリューと会っている時は無理だからと考えると・・・ん~、これは用意周到。 
短時間で仕上げたのだとしたら大したものですが、きっと夜なべして作ったんだんだろう。
そう考えると、面白いかも(笑)。

けど、クレアのアプローチがすごいから、飛行機で接客している時からドリューを狙ってたとしか思えないっ! 
なので、最初から「ベン」はいないのだろうなと思ってました。

街中から敬意を表されるくらい愛されていた父親というのも、なかなかに理解しづらくて取り残された。 
そもそも、そこに住んでいたのは何年も前のこと。
土地柄で説明されても、なんで子供が自転車で先導してくれるのかが分からないよ・・・。

それにお葬式のエピソードでは、私は全くの「赤の他人」なので、まるで「情」が湧かなかったのです・・・。
ごめんなさい、薄情なんです。 誰にも感情移入できなかった。

でも、ドリューがガスの火を見てようやく「火葬」にすることの意味を理解し、止めようとするところは好きです。 
時すでに、遅しだけど・・・(笑)。 

映画を彩る数々の名曲も、スルー。
良い曲だなとは思うけど、知らない曲ばかりでした・・・。

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2005年11月13日 (日)

ブラザーズ・グリム

Brothers_grimm テリー・ギリアム監督作品ですもの。
見に行かないと!って思っていたけど、予告編を見て嫌な予感が・・・。

何だろ、これは。 
予告だけで、お腹いっぱいになるよ! 
ラストもバッチリ挿入されてるし・・・。 

内容をダイジェストにする、「ごった煮」の予告編は嫌いです。

■あらすじ■

19世紀のドイツの村。
呪われた森で次々と少女たちが姿を消す。

その事件の解明を依頼されたのが、魔物退治で有名な“グリム兄弟”だ。
しっかり者の兄・ウィル(マット・デイモン)と、学者肌で夢見がちな弟・ジェイコブ(ヒース・レジャー)は、森に詳しいアンジェリカ(レナ・ヘディ)の助けを借りて調査に乗り出す。 

(2005/アメリカ) ★★★

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マジック・ビーンズ!!

思い出すのは「ジャックと豆の木」ですよね。
これって、グリム童話だっけ・・・? 
知らなかったよ~って思ったら、なんだ、やっぱり違うみたいですね(笑)。

かなり執着してたから、夢見るジェイクに“本物のマジック・ビーンズ”をあげたかったな! 
鏡の女王(モニカ・ベルッチ)が望みを叶えてくれるって言った時も「マジック・ビーンズ!」って言い出すかと思ったんだけど(笑)。

最後まで登場しなかった「豆の木」が残念でなりませんが、グリムと関係ないなら仕方ないか~。 

でも、関係ないといえば「ジンジャー・ブレッドマン」だって・・・。
しかも、可愛くないの! なんだ、あのふてぶてしさは!(笑)

グリム童話で出てきたのは、「赤ずきん」、「シンデレラ」、「カエルの王子様」、「ラプンツェル」、「いばら姫」、「ヘンゼルとグレーテル」、「白雪姫」。

「ごった煮」でしたけど、知っている話が出てくるのは面白かったですね。

映画の意外性は、グリム兄弟が実は詐欺師で・・・ってことくらい(?)でしょうか。

少女がさらわれて、塔には魔女が住んでいて・・・グリム兄弟が魔女と対決!
・・・予告編にチラチラ映っちゃってましたよね。 
鏡の女王の最後とか・・・。 

こんなに見せちゃっていいの?っていうくらいに、てんこ盛りな予告編です。

なので、サブキャラ(?)のデラトンベ将軍(ジョナサン・プライス)と、カヴァルディ(ピーター・ストーメア)が可笑しかった!

とくに、カヴァルディは処刑好きで いやみな奴です!
なのにさ、最後はあんなに “いい奴”になっちゃって、どういうこと?(笑)

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2005年11月 4日 (金)

ヴェニスの商人

Merchant_of_venice 私のシェイクスピア体験は演劇でもなく、本でもなく、全て 「映画」です。
ざっと、私がこれまでに鑑賞したものを挙げてみると・・・

・・・少ねぇ(笑)。

いかに貧相な 映画体験かが、露呈してしまった気がします(汗)。

■あらすじ■

1596年、ヴェニス。 
ユダヤ人の金貸しシャイロック(アル・パチーノ)は貿易商人アントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)から侮辱を受ける。

放蕩生活で 財産を使い果たしたバッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)は 親友アントーニオに、ベルモントに住む、財産を受け継いだ 美しいポーシャ(リン・コリンズ)へ求婚するために 資金が必要なのだと、相談を持ちかける。

しかし、アントーニオの全財産は世界の海を航海中。 
手元にお金のないアントーニオは、シャイロックからお金を借りる。

(2004/アメリカ・イタリア・ルクセンブルグ・イギリス) ★★★★

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「肉1ポンドをよこせ」 と迫る予告編に押され、残酷そう…と、見に行ったのでした(なんて理由からだ)。

しかし、こんな可哀そうな話だなんて、知らなかった。
当時のユダヤ人に対するキリスト教の仕打ちも、かなり酷いです。

ユダヤ人だからと迫害を受けるシャイロック。 
金貸しだからと侮辱されるシャイロック。

それなのに、娘のジェシカまで家出しちゃって…そりゃ、荒れるよ。

そんな嘆きのシャイロックをアル・パチーノは大熱演でした! 
パチーノの演技って演劇向きだよね。

裁判を終え、ヨレヨレになったパチーノの哀愁・・・。 
すっごい、可哀そうなのに、“大岡越前” 並みに円満解決なんですよね。 
やるせない~。

一方のアントーニオは親友バッサーニオの為に自分の身を危険にさらす。
・・・愛ですねぇ。
あからさまなゲイ表現はないけど、ジェレミー・アイアンズって色気のある俳優さんだし、ほのかにそんな雰囲気が出てて、良かったです。

で、問題はバッサーニオなんですよ。 
よく解かんないんですよね~。

アントーニオの友情を利用したり、お金持ちのお嬢様に求婚したり、結構したたかな策略家だと思うんですけど、これが好青年なんですよね~。

無自覚なお調子者? 
それじゃあ、アントーニオも報われないよね~。 
でも、アントーニオは、一歩、引いたところがあるから、側にいられるだけでいいのかも・・・。

自分は教養の無い女だと謙遜していたポーシャが意外な行動力、頭の回転の速さを見せ、大活躍。 
慈悲の無い仕打ちはポーシャにも言えるよと、結構、怖いヒロインでした。 

バッサーニオは ポーシャの尻に敷かれることになるんだろうね(笑)。

最後のシーンで 海面に浮かぶ小船を、ジェシカ(ズレイカ・ロビンソン)が見つめるから シャイロックの遺体を運んできたのかと思ってしまったのですが・・・。
↑拡大解釈しすぎ!

父に思いを馳せて、海を見つめる…が、正しいようです(冷汗)。 

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2005年11月 3日 (木)

青い棘

Love_in_thoughts 自殺願望なんかじゃない。
重要なのは、いつ死ぬかだ。
人生で一番幸せなときに、時を止めよう。

1927年、ドイツで実際に起きた「シュテークリッツ校の悲劇」を基にした作品。

■あらすじ■

事件の3日前、パウル(ダニエル・ブリュール)はギュンター(アウグスト・ディール)に初めて別荘に招待される。
そこでギュンターの妹ヒルデ(アンナ・マリア・ミューエ)に会えると、パウルの胸は期待に膨らむ。

(2004/ドイツ) ★★★★★

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予告編や チラシを見ると、パウルとギュンターの同性愛関係を 思わせますけど、違うのです。

2人は同志。 
志、思想を同じくした者。 

そうして、2人が結んだ“自殺クラブ”の約束。

しかし、事態はもっと複雑なのです。

 「ハンスはどこだ?隠れてたら殺す」 

ギュンターがハンス(トゥーレ・リントハート)を嫌うのは何故?
ハンスって何者?

 「僕は (ヒルデに) 積極的にセマるべきかな?」 「そうだ」

ギュンターがパウルの恋を応援するのは何故?

人物関係の説明は、ほとんどない。 
だから観客はストーリーが進むにつれて、全体像を把握する。

そして、ギュンターの真意が判明した時、その狂おしい恋心に胸が締め付けられたのです。

物語を担うパウルも また、切ない恋をしていてるけど、エリ(ヤナ・パラスケ)の存在が映画の中では「救い」に似た効果を 持っている気がします。 

実際には、どうだったのかは判らないけどね。

その場の空気を切り取ったカメラワークや、最小限に抑えられた音がスクリーンに不思議な透明感を漂わせてました。

必然とそこに表現される、パウルとギュンターの絆。 
だから、2人の友情がよりピュアに映ったのかもしれません。

同性愛を扱うなら美形俳優を、っていうのが鉄則(?)ですよね。

今回、ダニエル君も格好良かったけど、ギュンター役のアウグスト・シェラーの思いつめた表情が良かったです。 

そして、小悪魔ヒルデ役のアンナ・マリア・ミューエ。
ほっぺ がぷっくりしてて可愛い! かなりの色香を出してました。 

男同士のベッドシーンが登場しないので、同性愛物はちょっと・・・って言う人にも、受け入れられやすい映画になっているかも しれません。

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2005年11月 2日 (水)

ロバと王女

Peau_dane メルヘン全開☆ 

■あらすじ■ 

「妃よりも美しい王女を妻にする」

お妃様の遺言を果たす為に王様(ジャン・マレー)が探し当てたのは、なんと自分の娘(カトリーヌ・ドヌーヴ)だった!
王女は“リラの妖精”の助けを借りて身を隠した先で、王子様(ジャック・ペラン)と出会う。

(1970/フランス) ★★★★★

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ジャック・ペランにメロメロ~☆ 
とぉっても、チャーミングなのです!

私の中での、ぺラン様といえば、「ニュー・シネマ・パラダイス」の おじ様。
初老なのか、中年なのか、年齢不明の“ミドルエイジ”っていう印象なんだよね(笑)。

しかし、今作は35年も前の作品なので、さすがに若いです!
はじける笑顔がステキ☆

この作品は、シャルル・ペローのおとぎ話 「ロバの皮」をジャック・ドゥミ監督が実写化したものだそうです。

“青の国”と“赤の国”の違いも判りやすかったし、見ただけで おとぎの世界に入っていける。 

馬も青けりゃ、従者も青い。 
色彩のインパクトがとても 強く出ています。

しかし、お妃様のドーム型の棺や、ラストの「○○○○○ー」の登場には未来志向も感じられ、ビックリしたけど面白かった。

王様の玉座が白いライオンもどきのぬいぐるみだったり、カエルを吐き出す老女とか、オウムとか、随所で笑えるところもあって、楽しい作品ですね。

裾が たなびくドレスは乙女の憧れ。 
「太陽の色のドレス」には、ウットリします! 

でも、なんたって乙女が一番弱いのは 「王子様」 なわけですよ! 

王女も 王様になびいていたくせに、王子の登場でコロッと王様のことを忘れていたものね(笑)。

「二人の世界」で いきなり、でんぐり返しを始めちゃうのには仰天したけど、ハッピーエンドに免じて許します。

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2005年11月 1日 (火)

SAW<ソウ> 2

Saw_2 前作「SAW」が面白かっただけに、続編ってどうなんだろう? 
ジグソウは出てくるのか?

不安いっぱい、期待チョビット(笑)で、見に行ってきました。

■あらすじ■

密室に監禁された男が目覚めると、顔に特殊な装置が付けられている。
ビデオモニターからは『ジグソウ』からのメッセージ。

「さあ、ゲームをしよう」

しかし、これはジグソウの新たな『ゲーム』の始まりでしかなかった!

(2005/アメリカ) ★★★★★

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前作「SAW〈ソウ〉」を観てから、鑑賞すべし!!!!!!

前作の知識を持って観たほうが、断然 楽しめます!
“楽しめる”と書いてしまったけれど、楽しい話ではないですね・・・。 

今回も残酷描写は容赦ないです。

しかも、密室に閉じ込められるのは男女8人。
ということは、死人もそれなりの数に上るわけで・・・。

しかし、「SAW〈ソウ〉2」はちょっとした進化を遂げてました。

人数が「2人」から「8人」に増えたのも そうなのですが、密室も「1室」から「家」へ。

ドアを開けるたびに、新たな展開が用意されているところ、狂気を持った人間が登場するところなどは「CUBU」を思い出してしまいましたが、
“三輪車に乗った人形”の登場や、“バスルーム”など、前作「SAW〈ソウ〉」を見ていれば思わずニヤリとしてしまうところがあって、期待を裏切らない。

そういった細かい設定も感心してしまったけど、脚本が良く練られてました!

前作から1年で、良くぞここまで完成度の高い作品に仕上がったものだと、感嘆するしかないですね。

前作「SAW〈ソウ〉」でも、監禁されたバスルーム、人質に取られたDr.ゴードンの家族、犯人ジグソウを追い詰める老刑事と、事件を多面的に描いて緊張感を生んでいたけど、
今回も監禁された家の中と、犯人の隠れ家での攻防を描いて容赦なく叩きのめされる。

特に最後の監視カメラの映像がズレるトリックは上手いですね。
あれっ?と混乱させられたまま、ラストのシークエンスまで持っていかれちゃった!

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2005年10月27日 (木)

私の頭の中の消しゴム

A_moment_to_remember 最近、物覚えの悪い私は不安になりつつも、
映画のように「忘れっぽい」=「アルツハイマー」には直結しないそうなので、一安心?

■あらすじ■

不倫の恋に破れた社長令嬢のスジン(ソン・イェジン)は、肉体労働者のチョルス(チョン・ウソン)に出会う。
結婚して幸せな生活もつかの間、スジンがアルツハイマー病であることが判明する。

(2004/韓国) ★★★

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日本のドラマ「Pure Soul~君が僕を忘れても」のリメイクだそうですが、ドラマは見てません。 

前半の結婚するまでが 意外と長かったです。 
でも、さわりに触れただけの、「不倫の恋」が後半に絡んでくるなんて思ってなかったから感心しちゃった。
さすが恋愛映画が得意な韓国映画だね。

繰り返される乙女の憧れ お姫様だっことか、
チョン・ウソンのサービスショット(上半身、ハダカ!)には、アイドル映画的なものを感じました。

でも、一体 いつになったら「始まる」のだろう・・・。
赤ずきんちゃんを待ち構える狼のごとく、記憶を失くすのはいつかいつかと待っていました(笑)。

しかーし! 
やっぱり、韓国映画は すごかった!! 
怒涛の展開で前半のぬるいお話をひっくり返す!

涙、涙、涙・・・。 
かなりのアドレナリンを出して泣いてた気がする(笑)。

スジンはチョルスの名前を忘れ、昔の恋人の名前を呼んでしまう。
昔の恋人の名前で呼ばれたチョルスは、悲しいよね。
やりきれないと思うけど、相談したドクターの返事がステキでした。

「愛された本人が、真実を知っているはず」

そう切り返されると、何にも言えなくなっちゃうよ~!

後半の盛り上がり方、泣かせどころは異常です(笑)。

スジンがチョルスを想い手紙を書いて家を出るところが私の涙ピークで、そこから涙も引っ込んじゃった・・・。

前半と同じくらい、後半も丁寧に描いていれば良かった気もするけど、「泣き」に重点を絞ったのでしょう。

若年性アルツハイマーの場合、肉体は健康なわけで、痴呆が進んでも死に直結しないんですよね。 
そこで、介護の問題などが出てくるわけですが・・・映画でも触れてはいるものの共感しにくかったです。

駆け足過ぎて、他に解決策はないのか?
家族の同意は? 
などなど、いろんなことが頭を駆け巡る・・・。

いかにも映画的なラストにも、チョルスの気持ちが先走りすぎて好きになれなかったです。  

しかし、ソン・イェジンは可愛くて好きなので、目の保養です。
チョン・ウソンも男気(フェロモン?)をムンムン漂わせてました~。 

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2005年10月26日 (水)

ティム・バートンのコープス・ブライド

Corpse_bride 進化したストップ・アニメーション。

「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」よりも、格段と技術はレベルアップしたことを証明してました。
とにかく細かい動きがすごいんですっ!!

■あらすじ■

バン・バードン家の息子ビクター(声:ジョニー・デップ)とエバーグロッド家の娘ビクトリア(声:エミリー・ワトソン)は、両家の利害が一致し勝手に結婚を決められてしまう。
しかし、いざ対面してみれば気が合う2人。

けれど、結婚式前日の予行演習で失敗続きのビクターは、思わず逃げ出してしまう。
そうして辿り着いた森の中で、式の練習をして枯れ木にプロポーズ! 

しかし、枯れ木と思っていたのは、コープス・ブライド(声:ヘレナ・ボナム=カーター)の骨だった! 

(2005/アメリカ) ★★★★★

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始まってすぐに、歌いだす~♪

そういえば「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」でも、よく歌ってたなぁ・・・。
ということは、ジョニーの歌声が聴ける!? ちょっと、期待しちゃいました(笑)。

結論から言って、ジョニーは歌わなかったですけど、それでも、大満足です!

ティム・バートン監督が好きな人は、ツボにハマること間違いなし。 
個々のキャラクターが可愛くて仕方がないです!!

「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」でのヒロイン・サリーは「ツギハギ」が痛々しかったけど、今作のヒロイン・コープス・ブライドは骨が見えてもセクシー(笑)。
ちょっと、艶めかしくて、色っぽいかもー。

ピアノを前にしてビクターに“ふくれっ面”をするコープス・ブライド。
だんだん、“しょうがない人ねぇ”って、顔が柔和になる。
まさに、〈演技〉してます! それも絶妙なさじ加減!! すごいっ!

ビクトリアが意外な行動力を発揮したり、優柔不断だけど実は純愛物語だったり、話が物語として完結しているので、どっぷり〈世界〉に浸れました

“生者の世界”と“死者の世界”の対比も面白かったです。
どんよりした“生者の世界”に比べ、活気に満ちて(死んでいるのに)活き活きしている“死者の世界”。  

パブでの“ジャジー”なミュージカルが楽しいです。 
レイ・チャールズらしき人骨も出てました。 
他にも探したらオマージュがありそうですね。

“死者の世界”のダークネクト長老は、とてもステキな可愛い頭蓋骨の持ち主。
カップに液体を注いで「これで甦る!?」かと、思いきやフェイントとか(笑)。  
小技を効かせて可愛すぎます、長老! 
頭、割れているのに気付いてますか?

コープス・ブライドの頭に住んでる“マゴット”も個性的で、ケバケバしくて毒々しいところが愛しいです。

一人で勝手にウケてしまったのが、教会のゴールズウェルズ牧師(声:クリストファー・リー)です。
教会を守るため杖を片手に立ちふさがる牧師は、サルマン(by ロード・オブ・ザ・リング)を思い出させたのです(笑)。

そんなことを思ったのは、私だけ? 
いやいや探せば、何人か いると思うんだけど~!

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2005年10月25日 (火)

ドミノ

Domino 「バウンティ・ハンター」=「賞金稼ぎ」

21世紀の現代に「賞金稼ぎ」が存在することに驚いてしまったけど、「賞金稼ぎ」って言うより「身柄捕捉人」だね。

アメリカには「保釈金保障会社」っていうのが、あるそうな。
その「会社」が保釈金を払って、被告人を保釈させてあげるんだけど、無事に裁判に出頭すれば保釈金の20%が「会社」に入り、被告がトンズラした場合は(大半が逃亡するらしい)保釈金は没収→赤字。

それゆえ、「会社」は逃亡した被告人の身柄を「賞金稼ぎ」を使って「確保」するんだそうだ。

凶悪犯に賞金がかかっているっていうより、「ビジネス」。 
だから「殺し」もナシ。

分かったような、分からないようなシステムですけど、アメリカってすごいな。

■あらすじ■ 

「賞金稼ぎ」のドミノ(キーラ・ナイトレイ)は、イギリスの名優ローレンス・ハーヴェイの娘。
家柄にも、容姿にも恵まれたドミノが何故、「賞金稼ぎ」に?

実在の人物、「ドミノ・ハーヴェイ」の物語を脚色して映画化。

(2005/アメリカ) ★★★

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トニー・スコット監督なので、期待してたんですけど・・・。

ノリの良い音楽、パンチの効いた映像。 
ミュージック・クリップ風の味付けが少しくどい映像でした。

なんとか「現代に賞金稼ぎ」という疑問は払拭されたものの、「賞金稼ぎ」という職業に肉薄はしてない。

それじゃあ、「ドミノ」の人生を描いているのかと言えば、なんか足りない。 

現実と折り合いを付けられず、はみ出し者になったドミノがようやく「賞金稼ぎ」という「天職」に就いた。 
なんていうのは「キレイごと」でしょう。

実際は「薬物中毒」に苦しんでいたらしいし、そういうのををスッパリ省いたのは商業的な思惑からでしょうか?

母親(ジャクリーン・ビセット)との関係や、ドミノのボスで父親代わりを自認するエド(ミッキー・ローク)との関係を、もっと掘り下げても 良かったかもしれません。

個人的にはチョコ(エドガー・ラミレス)の不器用な男っぷりには、強く惹かれましたが。。。 
凶暴だけど、照れ屋さんなのをスペイン語で隠したり、可愛い。
でも、砂漠?野原?での「ラブシーン」は いらなかったけど・・・。

そんな チョコ を気に入るTV局社長に クリストファー・ウォーケン。 
「あいつはサイコだ!」を連発してましたね。
そんなクリストファー・ウォーケンだって、サイコ役が似合う俳優なのに(笑)。

社長の美人秘書にはお久し振り~なミーナ・スヴァーリが出てました。

でも「TV取材」は なくても良かった気がするんだけど?
「ビバヒル」俳優の登場も、あっけにとられてしまったけど・・・邪魔!
何もせずに退場するなら、最初から いなくても良いではないかと思うのです。
登場する必要性をまるで感じなかった・・・。

FBI捜査官のルーシー・リューは良かった! 
個性的だから、脇でも光ってます☆

何気ない一言だったけれど、ドミノの母親が言う
「ドミノの名前を傷つけないで」
というセリフが、この映画を一番良く表しているかも・・・。

実在の人物を映画化した伝記モノっていうより、バウンティ・ハンターを職業に選んだ女の子の話。 
ドミノ・ハーヴェイについての理解は深まらないけれど、バウンティ・ハンターについては知ることが出来る。

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2005年10月20日 (木)

頭文字<イニシャル> D

Initial_d 交通ルールを守りましょう。

映画本編前に 「マネしないように」 とテロップが入るけれど、確かに危険ですよね。 
一歩 間違えれば、死ぬよ・・・。

■あらすじ■

家業の豆腐屋の配達を手伝ううちに、天才的なドライビング テクニックを身に付けた“藤原 拓海”(ジェイ・チョウ)。 
親友の“樹”(チャップマン・トウ)が秋名山のバトルに燃えるのを尻目に拓海の興味は幼なじみの “なつき”(鈴木 杏)だけ。

樹が“中里 毅”(ショーン・ユー)にバトルで惨敗した日、いつもの豆腐の配達中に拓海は毅の車を追い抜く。

拓海の乗っていた“ハチロク”の噂は広まり、バトルに参加することになるのだが・・・。

(2005/香港) ★★★

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車の運転の上手い男性はポイントが高い!

劇中、なつきちゃん は 拓海の車の運転を褒めてましたが、私も どんな車に乗っているかより、どんな車の運転をするかが大事だと思います!  

車種も満足に判らない程、車に疎いんだけどさ(笑)。 

そんな状態で観てしまったのですが、意外と魅入ってしまいました。

“走り屋”って親切な人もいるのですね。

身近な“走り屋”といえば、深夜に他人の迷惑を考えずに爆走している“暴走族”の方々ですが、映画の“走り屋”は“暴走族”とは違うんですね。 
どう違うかは、よく知らないし説明できないけど。

拓海に改造車のことを親切に教えてあげたり、乱暴・暴力を働かない “走り屋” のみなさん。 

公道を封鎖したり、違法行為も行っているけれど、マナーが守られていると 何故かすがすがしいです(笑)。

主人公・拓海のひょうひょうとしたカンジも良かったし、ライバルの“高橋 涼介”(エディソン・チャン)と毅の関係も、ギスギスしていないのが新鮮でした。

拓海の父、“藤原 文太”(アンソニー・ウォン)が 実は 伝説的な走り屋だったっていうのは、いかにもってカンジでしたけど。
このお父さん、アルコール依存症なんですか? 
ちょっと、ヤバイよ・・・。
あんなに飲んで、そうそうにアルコールは抜けない気がするのですが、車に乗って大丈夫なんでしょうか・・・。

走り屋バトルと平行して展開していく、拓海と なつき の恋模様だけど、“なつきちゃんの秘密”に衝撃!!

裏に何かあると思っていただけに、あのラストにはビックリです。 
あんな終わり方って!!
続編でもあるのかと思わせます・・・。

肝心の“ドリフト”とか“溝落とし”とかは、さっぱり判らなかったけど、なんかすごかったよ。   

やってみたいとも、乗ってみたいとも、実際に見てみたいとも思わなかったけど、映画で観る分には充分 迫力がありました。

しかし、現実世界では、交通ルールは守らなきゃね!

世のため、人のため、自分のために、
私はこれからもペーパードライバーでいようと思います(笑)。

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2005年10月19日 (水)

ベルベット・レイン

Velvet_rain 運命の日は雨。 
登場するのは、水も滴るいい男。

■あらすじ■ 

その日、暗殺計画の実行者(鉄砲玉)を決めるクジ引きが行われる。 
イック(ショーン・ユー)とターボ(エディソン・チャン)は会場に駆けつけ、当たりクジを探す。 

大ボス・ホン(アンディ・ラウ)の耳に暗殺の噂が届く。 
配下の巨肺、フィゴ、のっぽ(エリック・ツァン)の3人は互いの腹を探りあい、 ホンの弟分・レフティ(ジャッキー・チュン)は子供の生まれたホンに引退を迫るが・・・。

(2004/香港) ★★★★

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アンディ・ラウは、りんごの皮むきが上手い。 

見事に皮がつながってましたね~。 
ナイフを逆手(?)に器用だなぁ~と、とても関心してしまいました。

さて、この映画。 
アンディ、ショーン、エディソンと「インファナル・アフェア」のメンバーが出ているっていうのと、「若いチンピラがボスの暗殺を成功させて、一旗挙げようとする」って内容だけしか知らなかったのですが、それがかえって良かったみたい。

単純に楽しめました。 

まずは、他にも「インファナル~」メンバーが出演してたので、単純に嬉しい驚きがあった。
サム・・・じゃなかったエリック・ツァンはプロデューサーも兼ねてるんですね(ちなみに、アンディ・ラウは製作も兼ねてる)。 

もしかして、もしかして・・・?と思っていたけど、
チャップマン・トウことバカのキョン!(by インファナル・アフェア)も出てました!
俳優名より役名で覚えちゃった(笑)。 

本題は「江湖」と言うそうで、「黒社会」という意味だそうです。 
まんまですな。

スタイリッシュだったし、雰囲気も格好良くてカメラアングルも凝ってました。 

一旗揚げたいイックとターボの若者コンビと、
誰が裏切るか分からず暗澹としたホンとレフティの疑心暗鬼な微妙な関係が交互に描かれて、見ていて飽きない。

特に、ホンとレフティのレストランでのテーブルシーンは変わっていました。
緊迫したシーンだけど、背景が動くから妙に落ち着かない。 
背景と一緒にテーブルも小刻みに揺れてたから、テーブルを動かしながら撮影してたのでしょうか?

その後の怒涛のラストに不意をつかれてしまったけれど、レフティの電話のシーンの内容を理解しきれず疑問が残ってしまいました。
パンフレットを買って読んでも、納得できなかったです。
結局、刺客は誰が差し向けたの?自滅??電話の人???

もう1回、観ないとな!

しかし、最後の死闘では、キレイにまんべんなく道に人が倒れてましたねぇ。
変でござった(笑)。

あと、イックと娼婦ヨーヨーの間に、もっと運命的なものがあれば良かったな。
ヨーヨーのどこにイックが惹かれたのか、いまいち判らずじまいで残念でした。 

ショーン・ユーは今回も格好よかったですが、表情に乏しくて何を考えているのか良く判らないのが難だった。 

反対に、より表情豊かに魅力を放っていたのがエディソン・チャン!
イックに忠実で(何故?)、人懐っこい笑顔をみせる ターボ=エディソン に、かなりハートを掴まれちゃったよ!

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2005年10月18日 (火)

ヘイフラワーとキルトシュー

Hayflower_quiltshoe 可愛らしさ、花マルッ☆
スクリーンのどこを見ても、可愛らしさMAX! 

■あらすじ■ 

おイモの研究しか頭にないパパと、家事がまるっきりダメなママは、しっかり者のヘイフラワーに頼りきり。
そんなヘイフラワーも、もうすぐ小学生。 

私が小学校に行っている間、ワガママな妹キルトシューの面倒は誰がみるの?

(2002/フィンランド) ★★★★★

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主演の子供たちがとっても可愛いんですが、部屋の内装から、お洋服、髪型まで、カラフル&キュートさ全開!!

観ているだけで、楽しいです!

主演の子供が可愛いだけでも映画になるのに、登場する人たちはクセのある人たちばかり(笑)。

おイモの研究に熱心で、家族のことに目を向けないパパが面白かったです。
私もおイモは好きですが、毎食「イモ」が出されたらグレるかも・・・(笑)。 
たまには、「スパゲッティー」が食べたいよ!!

ママは家事の才能がないし、外で働きたいみたいだけど、あんな調子で働きに出て、大丈夫なの?と、つい余計な心配をしてしまうほど。 

でも、一家の収入がどこから出ているのか不明なので(イモ畑があるから、食費は困らなそう!)、そんなことも実は関係してたりして・・・(笑)。

夫婦の寝室から子ども部屋が覗けたりして、家の構造も変わってましたよね。
どこから覗いているの~!って、ビックリしました。

お隣さんも、へんてこりんで、お巡りさんも、へんちくりん。

仲良く一緒にオリンピックしてるのが、可笑しかった!
しかし、ここでも(どこでも)発揮される、キルトシューのワガママぶり。 

いい子 過ぎるほど、いい子だったヘイフラワーもさすがに、ブチ切れてしまう。
それまで良く面倒見てたものね。 

お隣さん発案の「パン生地セラピー」を是非、体験してみたいです。
なんだか、「やわらかい粘土」みたいでした。 

しかし、もったいないとも思うけど、あそこまで着色料いっぱいのパンは食べたくないよ。

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2005年10月16日 (日)

そして、ひと粒のひかり

Maria_full_of_grace そして、残された祈り・・・。

■あらすじ■

コロンビアの田舎町。 
17歳のマリア(カタリーナ・サンディノ・モレノ)は親友のブランカと、バラ農園で刺抜きの仕事をして一家を支えている。
しかし職場の上司とのトラブルから、マリアは仕事をやめてしまう。
マリアに浴びせられる家族からの非難。 
そして、望まない妊娠。

追い詰められたアリアは仕事を求め、町に出向く。 
そこで「ミュール」の仕事を知り・・・。 

(2004/アメリカ=コロンビア) ★★★★

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「ミュール」=「麻薬の運び屋」の衝撃的な実態を描いた作品です。 
どんな風に隠して 運ぶのか、どんな手順で運ぶのか・・・

まさに命がけ。

代わりの「ミュール」はいくらでもいる。 
大事なのは運ぶ「中身=麻薬」。 
より多く「モノ」をアメリカ国内に満ちこむ為にとられる手段。

これは、密輸されるアメリカ側も必死になるのが分かる。 
手口はどんどん、巧妙化していくんでしょうね。

麻薬の密輸で「トラフィック」の人形を思い出したけど、あんなの比になりません。
マリアはまさに命を懸けて麻薬を体内に飲み込む。
実際にそうして密輸されているなんて、驚きです。 

ただ、アメリカに着いてからの流れは、マリアには共感しかねてしまって残念でした。 
我が強いマリアは自分からトラブルを引き起こしているようにも見える。
あまりに無謀な行動。

浅はか・・・と言ってしまえば、マリアが可哀相だけど。

しかし、完璧な人は いない。 
過ちを繰り返し大人になる。

迷い、戸惑い、それでも前に進むしかない。

それゆえ、ラストのマリアの決断に心打たれる。

母親ということで救われるマリア。 
母親として決断するマリア。 

マリアの「これから」を考えると苦労が目に見えてしまうけれど、マリアの幸せを祈るよ。

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2005年10月15日 (土)

旅するジーンズと16歳の夏

Sisterhood_of_the_traveling_pants これぞ、ガールズ・ムービー!
ガールズパワー!

■あらすじ■ 

母親が知り合いで、生まれる前からずっと一緒だった4人の女の子。 
初めて別々の場所で過ごすことになる16歳の夏休み。 
性格も体型も違うのに4人にピッタリの不思議なジーンズを見つけ、休みの間に交代で穿くことを約束する。

リーナ(アレクシス・ブレデル)は自分の殻を破りたくて、祖父母の暮らすギリシャへ。
地元に一人 残ったティビー(アンバー・タンブリン)は、ドキュメンタリー映画を制作する。
カルメン(アメリカ・フェレーラ)は、離婚した為、離れて暮らす父親の元で初めて過ごすことに。
陽気で自信家のブリジット(ブレイク・ライブリー)は、メキシコのサッカー・キャンプに参加する。

(2005/アメリカ) ★★★★☆

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この映画、夏休みに公開したら良かったのに。 
ティーンエイジャーに一番、見てほしい映画じゃないかな。

ティーンの“キャピキャピ感”も充分で、私は大好きです。

4人のエピソードを順番に見せていくのかと思っていたので、時系列に話が進んでいったのに、ビックリしちゃった☆ 
けど編集が上手いので、展開も早く、飽きることなくそれぞれのエピソードが進んで行き、面白かったです。

「ジーンズの魔法なんてないのかもよ?」

なかなか思うようにいかない4人・・・。 

ドキドキハラハラとかじゃなく、じっと4人を見守るような気持ちで、それぞれが1歩を踏み出した時に“良かったね”と思える映画でした。

リーナ役のアレクシス・ブレデルは「シン・シティ」の時の青い瞳が印象的でしたが、実際も かなりブルーがかった瞳なんですね~! 
現在25歳。 
16歳の役が出来るなんて、うらやましーい。(笑)

出演女優さんたちは、結構、年齢幅があるけど、違和感がなくて本当にティーンに見えたよ(でも、18歳くらい・笑)。
4人の中で(実際)唯一のティーンで年少者なのがブリジット役のブレイク・ライリーってのが驚きですね。 
雰囲気が年上っぽかったです。 役柄も関係あったかもしれないけれど・・・。

だって、あの色仕掛けはスゴイよ!
かなりの悩殺ポーズですよね。 
見習いたいものですが(笑)、あれはやっぱり、金髪のナイスバディ(死語?)がやるから、悩殺されるんでしょうねぇ~。

個人的に、ノックアウトされてしまったのがティビーのエピソードです。 
ティビーと知り合いになって撮影助手を勝手に買って出るベイリー(ジェナ・ボイト)が可愛い。 

ずかずかとティビーの生活に進入してくるベイリー。 
最初は「何、このガキ?」って感じだけど、憎めないのだ。 
物覚えも早くて、立派に助手を務めていたよね。

カルメンの怒りっぷりも様になっていて、4人の女優さんの個性が役にピッタリ、ハマっていました~☆

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2005年10月12日 (水)

メゾン・ド・ヒミコ

Himiko 作品は別物。 

分かっているけど、どうしたって期待してしまう。 
犬童一心監督×渡辺あや脚本の「ジョゼと虎と魚たち」のコンビ。

■あらすじ■ 

塗装会社で働く沙織(柴咲コウ)の元に、春彦(オダギリジョー)が訪ねてくる。
死期迫る絶縁状態のゲイの父、卑弥呼(田中泯)の始めた「ゲイの為の老人ホーム」に来ないかと言うのだ。

お金をちらつかされ、沙織は「メゾン・ド・ヒミコ」に足を運ぶが・・・。

(2005/日本) ★★★

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「ジョゼ虎」が軽やかに障害を飛び越えて見せてくれたので、今回は何を飛び越えて見せてくれるのだろう。
「ゲイの老人ホーム」が舞台だから、「差別」? なんてことを思いながら、見に行ったのでした。

ん~、今回は、「軽やかに飛び越える」って言うより、「壁にぶち当たる」って感じでした。 

先行き不透明で、心もとない。 
誰かにすがりたくても、頼れる人はだれもいない。 
そんな人がいっぱい、出てくる映画でした。

しかし、そういう風に見てたら、もう少し印象が変わったかもしれませんが、見ている最中は夢中だから(笑)。 
そんなこと、考えながら見てませんから!

見ていて、話の主軸が見えてこなかったから、ぼやけた印象が残った作品です。 
沙織と卑弥呼の話を描きたいのか、沙織と春彦の話を描きたいのか・・・。 

結構、色々と詰め込まれてる映画ですよね、淡々としているわりには。 

雰囲気とかは好きなんですけど、感情的に盛り上がる部分ではいまひとつ・・・。

私が“プラトニック”なのが好きっていうのもありますが、沙織と春彦の関係は、特に釈然としませんでした。 
沙織が春彦に惹かれるのは判るけど(オダギリ君がセクシーだから。ゲイだと分かっていても惚れるでしょう・笑)、
春彦はなんで沙織を? なんで、キス?? う~ん。。。

まあ、百歩譲って、沙織に惹かれたことにしても、「次の日」のシーンは嫌だ。
あれは、無い方がより“切ない”映画になったと思うけど、ぶつかってみたかったんでしょうねぇ。
ぶち当たって、玉砕。 
とても不器用な人たちです。

でも、ぶつかることも出来ない、もっと不器用な人が好きだったりします。

(都合が良すぎるとは思いつつも) ようやく暖かな「居場所」を見つける最後のシーンは好きです。 
あそこで、ガツンとやられてしまいました。

ホームに悪さを働く少年たちの1人が、それとなく「ゲイ」かも・・・と思わせる辺りは、上手かったですね~。 

しかし春彦の 「これでしばらくは、ホームは安泰と・・・」 という台詞とか、なくてよかったのに・・・。 

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2005年10月11日 (火)

リンダ リンダ リンダ

Linda_linda_linda 変わり始める。 輝き始める。

■あらすじ■

文化祭前日にバンドが空中分解。 
文化祭への出場は決めたものの、ボーカルがいない! 
ひょんなキッカケから、韓国人留学生ソン(ペ・ドゥナ)をボーカルに据えることにして練習を始めるが・・・。

演奏するのは、ブルーハーツ!

(2005/日本) ★★★☆

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期待しすぎたかも・・・。 

って思ったのですが、家に帰って思い返すとなかなか良かったかもって、印象が変わりました(笑)。

青春モノ、学園モノって好きなんですけど、この映画では、「うわぁ~!!」って体中に感情が駆け巡ったりはしなくて、ちょっと、醒めてるような気がしたんです。
だけど、それが今どきっぽいのかな。 

印象に残っているのは、オープニングの「響子(前田亜季)が恵(香椎由宇)を探しにいく廊下」のシーン。 
望(関根史織)に会い、萠(湯川潮音)に会い、何かが始まる気がしてわくわくしました。

あとは、夜のバンド練習の時にブルーハーツの曲に乗って校舎が映されるところも、何故か印象に残りました。 

何気ない風景。 見慣れたはずの校舎。
生徒のいないひっそりした風景が、昼間と違う顔を見せる。
何十、何百と、数え切れない生徒の泣き笑いをしみこませた校舎を後にして、高校三年生の恵たちは卒業してゆくんだ。

文化祭というハレの舞台を前にした即席バンドの奮闘を、女の子の微妙な関係を通して上手く描かれてました。

ブルーハーツを演奏することになって、ボーカル探しを始める時に、
「萠はどう?」
「萠の声はブルーハーツじゃない」
っていう、やり取りがあります。

その萠ちゃんとやらは、どんな声なん?って気になったものですが、最後に萠ちゃんの歌声を聞いて納得。
確かに、ブルーハーツじゃない(笑)。 
しかし、すごいですね彼女。 
アカペラで、あの歌声!!

ソンちゃん役のペ・ドゥナは可愛かった。
ちょっと、トボけたところがあって、だけど一生懸命で。 
エンドクレジットでも彼女の歌声を聞いていたかったです。

香椎由宇は“目力”がすごいですね。
バンドの中心人物の役にマッチしてました。 

『手』がプレゼントされるシーンには、かなりビックリさせられたけど!
なのに、あんなオチなんて酷いやぃ(笑)!

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2005年10月 8日 (土)

8月のクリスマス

Christmas_in_august 人を好きになること。
誰かを、愛おしく想うこと。
そんなステキな時間が流れている映画でした。

切ない映画でもあるけれど。

■あらすじ■ 

写真館で働く寿俊(山崎まさよし)は、葬式帰りのある日、近くの小学校の臨時教員・由紀子(関めぐみ)と知り合う。

(2005/日本) ★★★★

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オリジナルの韓国版「八月のクリスマス」は、だいぶ前に見たことがあります。

主演二人の佇まいが、あまりにも普通でビックリした印象が残っていますが、
内容はそんなに覚えていないので、幸い(?)特にリメイクで気になることもなかったです。

ただ、日本版「8月のクリスマス」でも、主演の二人の佇まいが素晴らしいですね。 
山崎さんは「声」が良くて、聞き惚れてしまいます。

友達 以上、恋人 未満。

積極的な恋愛をしないながらも、徐々に二人の距離が縮まっていく。 
そんな二人が、ほのぼの描かれていてステキでした。 

全編を通して、かなりのエピソードで二人一緒に登場するけれど、べたべたしてないからいい。

“ゆきちゃん=由紀子”は、感情がストレートで、割りと“寿俊”を振り回してましたよね。 
可愛いけど、やや強引。
でも憎めない。

そんなところが、ちょっと“小悪魔”的だなって思ったりしたのですが、男性からは“ゆきちゃん”は どのように見えたのか、ちょっと気になりますねぇ~。

ゆったり流れている時間がいいけど、やっぱり風景が関係しているのでしょうか。 
ロケの風景がステキなところばかりでした。 
写真館のシーンも いいけど、家のシーンも好きです。 
ちゃぶ台とか、スイカ。  
生活臭がよく出てた。 

そこでのお父さん(井川比佐志)がとても良かったです! 
何も言わないけど、それは冷たいからじゃなくて、優しすぎて何も言えないって言うのが、すごく伝わってきて切なくなった。 

寿俊の妹に西田尚美、友人に大倉孝二、元カノに戸田菜穂。 
出番は多くないけれど、それぞれ いい味を出してました。

エピソードを紡ぐ音楽に“ウクレレ”が使われていて、感傷的でないのも印象的。

「リメイク」なんてものじゃなく、別の作品として立派に成り立っていると思うけれど、やっぱり、オリジナルと見比べてみたくなってしまいました。 

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2005年10月 7日 (金)

さよなら、さよならハリウッド

Hollywood_ending ウディ・アレンに対して、交錯する思い。

■あらすじ■ 

今は落ち目の映画監督ヴァル(ウディ・アレン)に、ハリウッド大作の監督話が舞い込んで来る。 
作品のプロデューサーはヴァルの元妻エリー(ティア・レオーニ)。

監督を引き受けたものの、ヴァルは撮影前夜に目が見えなくなってしまうトラブルに見舞われ・・・。

(2002/アメリカ) ★★☆

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ウディ作品に対しての私の感想パターンは、「大絶賛されてる割には、そこまで楽しめない自分を発見してしまう」というもの。 

だから、見た直後は不満が残ってしまうのです。

もしかしなくてもウディ・アレンの作品は苦手なのかもしれません(笑)。
なのに気になって見ちゃうのはどうしてなのでしょう。 

「ギター弾きの恋」は好きなんだけどなぁ。。。
ウディが出演していない作品は好きなのかな?(笑)
時間を置いて、思い返すとそれなりに面白かった気もしてくるんだけどね。

で、今回の映画はハリウッドを思いっきり皮肉った作品!

盲目でも監督が務まる。 
それがハリウッド(笑)。

ちょっと、やりすぎじゃない?と思いつつも、台詞の応酬が笑いを誘う。 
特にバーでのエリーとのシーンは、さすがと思わせるウディ節が炸裂してました。 

でも、話が進むにつれ、着地点が見えなくなった。
それまで「元夫婦」「浮気」で笑いのネタをとっていたのに、失明した「ストレス」の原因に「息子」が出てくるのです。 

話の流れから大きく外れていったように感じました。 

伏線があれば まだ良かったけど、息子の登場が唐突にすぎました。
ストレス原因は、「元妻」と「浮気相手」の存在から、という方が自然な流れだったと思うのですが・・・。 

お約束のハッピーエンディングも、「付けたし」みたいで違和感が残る。
けれど、そんな都合が良すぎる展開こそが、ハリウッドに対する皮肉になっているってことなのかな。 

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2005年10月 2日 (日)

シン・シティ

Sin_city 計算しつくされた映像美を堪能せよ。

モノトーンにパートカラーが新鮮で美しい。 
今までのコミックを映画化したものとは、大いに異なり、コミックの<完全映画化>を目指した意欲作。  

全編グリーンスクリーンにて撮影、あとからバックをはめ込んで作られたらしい。 

へぇ~って思っていたら、「スターウォーズ エピソードⅠⅡⅢ」も、そうだった。 
これからは、このような撮影方法が主流になっていくのでしょうか。
セットなんて いらなくなるの?

■あらすじ■ シン・シティを舞台にした、主に3つのオムニバス。

◆エピソード1・・・マーヴ(ミッキー・ローク)が目覚めると、一夜を共にしたゴールディーが死んでいた。 
濡れ衣を着せられ、犯人に仕立て上げられたマーヴは、ゴールディーの仇を討つため、復讐を誓う。 

他の出演者:ケビン(イライジャ・ウッド

◆エピソード2・・・ドワイト(クライヴ・オーウェン)は恋人シェリー(ブリタニー・マーフィ)に付きまとっている暴力男ジャッキー・ボーイ(ベニチオ・デル・トロ)を懲らしめる。 
しかし、ジャッキー・ボーイが娼婦街へ繰り出すや、不吉な予感に尾行を開始する。

他の出演者:ゲイル(ロザリオ・ドーソン)、ミホ(デヴォン青木)、ベッキー(アレクシス・ブレデル)、マヌート(マイケル・クラーク・ダンカン

◆エピソード3・・・刑事引退の日、ハーティガン(ブルース・ウィリス)は相棒ボブが止めるのも聞かずに、誘拐された少女ナンシー(ジェシカ・アルバ)を街の権力者の息子ロアークJr.(ニック・スタール)から助け出す。
しかし、ボブの裏切りにあい、ハーティガンが犯人にされてしまう。

オープニング&エンディングに顔を出すのは、ザ・マン(ジョシュ・ハートネット)。

(2005/アメリカ) ★★★★

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グロかった! 
私はグロいのは結構、平気(笑)。 
両手足がなかったり、生首とかダメな方はご注意下さい。

なかなか面白かったです! ストーリーや画面構成に引き込まれました。 

コミックのコマと同じ構図になるよう計算しつくされて作られた作品らしいのですが、見ていてスカッとするほどハマッてました。

出演者も自由自在。
それぞれ受け持ちのパートはあるものの、ドワイトはエピソード1に登場して次のエピソードの伏線と言うか、話の流れを作っている。
マーヴとケビンは3番目のエピソードにも顔を出す。
キャラクターが作品の中で交錯するから、いろんな楽しみ方が出来そうですね~。 

大絶賛と言いたいところだけど、モノローグが多すぎるのが気になった。
好みにもよるのでしょうが、ハードボイルドを目指すには「黙して語らず」が格好良いと思います。

さすがに3話目のハーティガンのエピソードの頃には、モノローグにも慣れてきたけど、この映画の男たちは雄弁ですね。

唯一、一言も話さないのはケビン。 
イライジャが無表情で怖いwww。

マーヴはかなり、作りこまれていました!
特殊メイクもすごいけど、肉体改造したのかな。 筋肉がすごい!
ムキムキだったー!!

私は筋肉に興味のない人間ですが、さすがに目を奪われました。
胸囲は何cmあったのだろう。 
私の2倍くらいありそう・・・。 もっと? 
“ばんそうこう”の位置まで原作に忠実なのには、恐れ入りました!

出てきた中でのお気に入りのキャラは、ジャッキー・ボーイ。 
好きとか、嫌いでなく、デル・トロが強烈な印象を残してました。 
かなり、マヌケだった(笑)。 
付け鼻でいつもの格好良さも半減してたけど、それを意に介さずに嬉々として演じているのが見ていて楽しかった☆ 

死体ドライブ~! 生首~! イエ~!(笑) 
あの最後じゃ、続編登場は無理だよね・・・。 残念~!

ドワイト役のクライブ・オーウェンは街の女たちの為に一肌脱ぐ、なかなかの男前ぶり。
しかし、あれれ・・・?
シェリーがいながらゲイルと復縁!? えっ、違うの? 
でも、キスとかしてますけど! 

ワルキューレな最後にも、シェリーが気になって仕方がなかった私です。
二股はダメだぞ!

日本刀使いのミホも印象的でしたけど、かわいい人が好きな私はベッキー役のアレクシス・ブレデルに注目してたよ。 
サファイア・ブルーの瞳が印象的で可愛かった。
でも、次回の出演はなさそうだ・・・。 

ジェシカ・アルバの若さはじけるフラッシュダンスはセクシー! 
ブルース・ウィリスとちゃんと釣り合いが取れてて不思議なカップリング。

キャラクターの個性もさることながら、作品のテイストも際立ってました。
続編にも期待してます。

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2005年10月 1日 (土)

蝉しぐれ

Semi_shigure テーマは「無償の愛」と聞いたし、“純愛”いいじゃあないですか!
久し振りの時代劇を鑑賞。

■あらすじ■ 

文四郎(石田卓也)15歳の時、父親が謀反の罪で切腹を命ぜられる。  父はお家騒動の派閥争いに巻き込まれたのだ。
隣家のふく(佐津川愛美)に文四郎は淡い恋心を抱くも、ふく は江戸に奉公に出てしまう。 

年月が経ち、ふく(木村佳乃)は殿様の子を身ごもり、ひそかに帰省する。

(2005/日本) ★☆

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※以下【酷評・ネタバレあり】…未見の方は、ご注意ください。

構想に15年かけた割には、出来映えに反映されていると思えず・・・。 
細かいところが、やたら気になる映画でした。

「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」と比べると、かなり見劣りしちゃうかも・・・。  
レベルが違うのは、監督の差?

バストアップのショットが、かなり多用されていて、かなり辟易しました。 
月日の経過を表すための風景描写も 頻繁に登場し、しかもワンパターン。 
もう少し どうにかならなかったのかなぁ。

文四郎(市川染五郎)は木刀での試合で“幻想的な(?)技”を使う人に負けるけど、なんですかアレ。
しかも、その試合のあと、助言をしてくれる人までもが“その技”を使う!
簡単に会得できるの!? その人に弟子入りして、教えてもらえば?(笑)

一番の山場なのに屋敷での殺陣シーンは、ボロボロ・・・。
何度も敵に囲まれ、追い込まれてピンチになっているのに、次のシーンでは何故かまた普通に立ち回っているなんておかしい!
前後のつながりを完全に無視してるよ。 
役に立たない友人“ふかわりょう”とか、絶対、死んでるでしょう。

もう一人の友人“今田耕司”と併せて、大人になってからのパートは芸人を起用して何がしたかったのか・・・。 

緊迫した橋下の逃亡シーンも、コントみたいで全然、ドキドキハラハラしないのだ。 
しかも、この時の“ふく”の着物が白くて目立ちすぎ。 
黒の羽織でも上にかける配慮くらいほしいです。

さらによく分からないのは、“黒幕”と対峙するシーンのあと。 
折角、格好良く文四郎が渇を入れ、シーンが引き締まっているのに、意味なく画面に登場する “湯のみ人形”。 

何故、人形が・・・・・・(絶句)。
引き締まるシーンも、これじゃあ 引き締まんないよっ!

一体、黒幕はどうなったの? 
黒幕を裏切り、世継ぎを守った文四郎の立場は? 
後日談は語られないまま、数年後(?)の対面シーンに。 

そこで、驚愕の事実! 
文四郎、結婚してました。 子供も二人います。

そんなぁっ! 
“無償の愛”=“純愛”“プラトニック・ラブ”と、思い込んでいた私の勇み足? 
独身を貫き通してほしかったー。

酷評していますが、いいところも!

文四郎と ふく が 遺体を荷車で運ぶ、上り坂のシーン。 
子供時代を演じる 石田卓也 と 佐津川愛美 が健闘。 
とくに、佐津川愛美ちゃんは 愛らしかったです。

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2005年9月21日 (水)

シンデレラマン

Cinderella_man 予告編を見てすでに泣きそうになってしまったので、(号泣を)期待して見に行ったのでした。
号泣しなかったけど。

しかし、「シンデレラマン」という題名は、見終わっても、いかがなものかと思う。。。 

■あらすじ■ 

KO知らずのボクサー、“ジム・ブラドック”(ラッセル・クロウ)は、右手の故障を機にリングを追われることになってしまう。 
時代は大恐慌に突入、ジムは肉体労働で日銭を稼ぐが、育ち盛りの子供3人を養うには到底足りず、生活は困窮する。

ボクサー時代のマネージャー、“ジョー”(ポール・ジアマッティ)の計らいで前座試合の欠員に、急遽 出場することになり、ジムに転機がめぐってくる。

実在のボクサー、“ジム・ブラドッグ”の物語。

(2005/アメリカ) ★★★★

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家族が一つ屋根の下で暮らすことを願うファミリー映画であり、一度は栄光をつかみながらもツキに見放された男のセカンドチャンスの話であり、不況にあえぐ人々の希望の光になった男の話。 

ぎっしり、みっちり、見応え充分。

特にリアルなボクシングシーン、激しいパンチの応酬はすごく迫力がありました。 
ボクサー役はアカデミー賞の獲得率が高いようだし、今回のラッセル・クロウも充分狙えそう。 

個人的には、ポール・ジアマッティに〈助演賞〉をあげたい!

ジムの奥さんメイ(レニーゼルウィガー)は、誘われても「見てると、私も痛みを感じるから…」と試合を、決して、見ようとしないけど、本当に見ているだけで痛かった! 

ボクシングには、てんで、疎いのですがボディブロー(?)って、スゴそうに見えないけど(ごめんなさい)、その実、内臓がぐちゃぐちゃになる程、効くって聞いたことがあって、想像してしまいました・・・。うぅぅっ!

印象的だったセリフは「ミルク」じゃなくて (宣伝で“1杯のミルクのために”って、よく使われてますよね)、
生活苦にメイの独断で、子供たちを父妹の元へ預けてしまい、ジムが 「子供がいなくちゃ、働く意味がない」 と言うセリフ。 

施設ではなく、養子に出すでもなく、親類に預けるだけでも嫌がったジム。 

それだけ、家族を大切にしているってことなのかも知れないですけど、追い詰められてるんだなぁって感じました。 
男女差、働いた経験の有無、子供の有無などなどで、セリフの重みが違いそうですね。

ジムを献身的に支える妻のメイっていうのも、映画の柱の1つでしたけど、マネージャー“ジョー”がマシンガントークとは言わないまでも、口八丁で、いい味出してました。

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2005年9月14日 (水)

銀河ヒッチハイク・ガイド

Hitchhikers_guide_to_the_galaxy 地球ぶち壊し・・・
どうせSFならば、気持ちいい位に ここまでやって欲しーい!

地球存亡の危機を描いた映画は数ありますが、私はどうもそういう系統に興味が沸かないタチなのです。 
なのに何故か、この映画は観る気になったので、自分でも意外な気がしました(予告編につられました)。

■あらすじ■ 

イギリスの片田舎。 
バイパス建設の為、家が取り壊されることになったアーサー・デント(マーティン・フリーマン)。 
そこに友人のフォード(モス・デフ)が駆けつける。 
工事に抗議するアーサーをなだめて、フォードは大事な話があるとパブへと誘う。

実は、あと6分後に地球は破壊されるというのだ! 
しかも、自分は地球人ではないと!

かくして6分後、地球は破壊され、アーサーとフォードはヴォゴン人の船にヒッチハイクすることに成功する。

(2005/アメリカ) ★★★

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原作はかなりの人気を誇るカルト本だそうです。 
読んでないけど。

やや不満に思ったのが、あんまりヒッチハイクしてないこと! 
もっと、いろんな船に乗り移っていくものだと思っていたので、早くに安住の地を見つけてしまったカンジ。 
惑星はいろいろ、行くけれどもね。

映画は「銀河」って題名がついている割には、スケール感はなく、こじんまり まとまっている気がしました。 

あんまり、広げすぎても収集がつかなくなるので、話を理解するには(私の脳みそレベルには)、あのくらいで丁度 良かったのかもしれません。

製作はアメリカなんですけど、ユーモアのセンスとか、完全にイギリス映画になってました。 
それだけ、原作に敬意を払っているってことなんでしょう。 
イギリス人俳優が多かったし・・・。

たぶん、この辺りのイギリス的ユーモアの好き嫌いで映画の好みも分かれるんじゃないかな。 
イギリス・ユーモアはウィットに富んでないとダメなんだよね。
だから、笑いの質がまどろっこしいの!(笑)

一応、「ラブ・アクチュアリー」の俳優3人はチェックしてたんですけど、オープニングのキャストクレジットでジョン・マルコヴィッチを発見! 
ノー・チェックでしたが無事、本編で発見できて良かった! 

最初の登場シーンでは 遠目で判らなかったのですが、次の登場でようやくアップに。
しかし、マルコヴィッチは髪の毛が生えているだけで (かつらをかぶっているだけで?)、誰だか判らなくなるなぁ。 
銀河系大統領選挙でゼイフォードに敗れた、怪しい宗教家ハーマ・カヴーラ役なのですが、予告でもバッチリ出てたのに気付かなかったです。

その銀河系大統領に当選したのがゼイフォード(サム・ロックウェル)。
躁病気味の大統領でハチャメチャです。 

なんせ、自分を自分で誘拐しちゃうんだから (それって、誘拐って言うの!?)。  それでもって、かなりのスケベで頭は2つあったりで、とにかく強烈なインパクト!

その大統領にナンパされ生き残っていた女性はアーサーの想い人、トリリアン(ズーイー・デシャネル)。 
地球人の生き残りがアーサーだけでなくて良かったね~。 

そこで私は、「とりあえず子孫は残せそうだな。いやいや、でもすぐに絶滅か。 仕方ない、異星人交配も有りか・・・。」などと、考えてました(笑)。 
話はそんな方向に行くはずもなく、ドタバタ劇が繰り返される・・・。

楽しみにしてたのが憂鬱なロボット・マーヴィンの「声」を演じるアラン・リックマン。 
渋くていい声してますよね。 
あの声で鬱気味なロボットって(笑)。 

最初はロボットのデザインがイマイチかなぁ…などと思ってしまいましたが、そのうち肩を落として歩く姿が可愛く見えてきた(笑)。
もう少し、小さかったら良かったかもね。 
というのは、R2-D2(by スター・ウォーズ)の影響でしょうか。

ラスト近くで、唐突に現れたスラーティバートファースト役のビル・ナイの存在はイマイチでした。 
地球誕生の秘密を語ったりもするけど、擬似地球にアーサーを連れてくる役目だけじゃーん! 
他のメンツに比べると、キャラクターが弱くて物足りなかったね。 
何かやってくれるものと期待しちゃった。

ヴィジュアル的には肩透かし気味。 
予告編で流れたところは良かったけど、「予告で一度、見たなぁ…」と、折角の映像もインパクト半減↓(残念)。 

その他で良いとこ探すと・・・ヴォゴン人でしょうか!
官僚的でグロテスクなヴォゴン人のキャラクターは好きかもしれない。
劇場にヴォゴン人の巨大なレプリカ(?)が置いてあって、見る前は 「こいつ、なんだろう」って思っていたけど、見た後は「写真に撮りたーい!」(笑)

でも、勇気がなくて、無理でした・・・。

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2005年9月13日 (火)

チャーリーとチョコレート工場

Charlie_and_the_chocolate_factory ジョニー・デップ×ティム・バートン監督 コラボ4作目

大満足!
これで、ウォンカさんのチョコレートが食べられたら最高なのに…!!

■あらすじ■ 

パパ(ノア・テイラー)とママ(ヘレナ・ボナム=カーター)、それぞれのおじいちゃん、おばあちゃんとの7人暮らしのチャーリー(フレディー・ハイモア)の家は超ビンボー。 
今にも壊れそうな程に傾いた家に住み、チョコレートも年に1度、誕生日にしか買ってもらえません。

チャーリーは、ジョーおじいちゃんが以前、町にある世界一大きなチョコレート工場で働いていたことを知ると、益々この工場に興味を持ちます。

そんなある日、突然この工場主のウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)が5人の子供を工場見学に招待すると発表!
全世界の子供たちは色めきたつ。 もちろん、チャーリーもそんな一人。

今まで誰も立ち入ることの出来なかった工場には、一体どんな秘密があるのだろうか?
15年もの間、工場に引きこもっていた天才ショコラティエ、ウィリー・ウォンカの工場公開の真意とは!?

(2005/アメリカ) ★★★★★

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クリストファー・リーのナレーションから始まって、全編、ティム・バートンワールド炸裂☆
判り易すぎるキャラクター設定もさることながら、色彩の対比が目を惹きました。

チャーリーの家をはじめ、街中はブルーグレーがかっていて暗いトーンなのですが、チョコレート工場は人工的なあでやかさ。 
カラフルポップで見ているだけでも楽しくてワクワクする!
しかも、チョコレートの河とかお菓子のなる木とか、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家も霞むほど、やることがでかい!

そんな工場主、ウィリー・ウォンカ歓迎の宴(?)。 
ディズニーランドの 「It's a small world」 みたいな人形たちのパレードも、ティム・バートンらしいブラックな終わりかた。 あぁぁ。

しかーし!
その上を行く衝撃度はウンパ・ルンパのミュージカル!! 
同じ顔したウンパ・ルンパの大量出現にクラクラ~。
歌って踊って、愛想を振り向かないなんて、なんて魅惑的な生き物でしょう。

報酬がチョコで良いなら20人ぐらいウンパ・ルンパさんを連れて帰りたい!
それで面倒な家事を手伝って欲しいなーとか、邪なことを考えてしまいました。
突然、歌い出したらウザいかもしれないけれど・・・(笑)。

あんなにたくさんのウンパ・ルンパを演じたのはディープ・ロイという俳優さん1人。
大変だったろうなー。 1人で何役くらい演じたんでしょう?

チョコレートの川をウンパ・ルンパ(推定、53人?)が船頭する、タツノオトシゴ号(勝手に命名)に乗ってみたいなぁ~! 
可愛かった、あのピンクの船! 
乗り物酔いするので、無理でしょか・・・? でも、万が一落ちても、チョコの河ならなんか嬉しい(笑)。

勧善懲悪で悪い子は酷い目にあったり、親子愛、家族愛に話が集約する辺り、ディズニーっぽいなって思ったんだけど、配給はWB(ワーナーブラザーズ)なんだね。

ディズニーだったら、ディズニーランドに新アトラクションとして、チョコレートの川を造ってもらえたかもーって思ったのに・・・。 

ディズニーはWBから権利を買い取って、是非、タツノオトシゴ号を新アトラクションに!!
船頭さんにはウンパ・ルンパで!!(笑)

しかし、ジョニーは楽しそうに演じていましたね~。 
へんてこなヘアースタイルが似合ってしまうのも、ジョニーだからですよね。 
時々、顔色が悪かったのが気になりましたが、白塗りに長年引きこもっていたからなんでしょう(笑)。

出番は少なかったけど、チャーリーのパパを演じたノア・テイラーは、気になる俳優さんの一人です。 
出演すると、いつも目を惹きます。 
神経質そうな風貌が好みなのです・・・(笑)。

チャーリー役のフレディー少年はやっぱり演技派。 いい子の役がよく似合う。

チャーリーと一緒に工場を見学するジョーおじいちゃんは、“でか眼鏡”にひょうきんな一面を持ち合わせていて、いい味出していましたよね。
御年76歳!!元気ですね! 

しかし、クリストファー・リーもまだまだ、健在。83歳!! 
「ロード・オブ・ザ・リング」や「スター・ウォーズ  エピソードⅠⅡⅢ」にも出演してたし、すごいな~! 
今回、ナレーションだけでなく、ウォンカさんのパパ役でも出演。

ティム・バートン作品に欠かせない、ダニー・エルフマンの音楽が耳に残ります。
サントラ欲しいな~。 
ウンパ・ルンパの曲もバッチリ入っているって言うし・・・。

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2005年9月 6日 (火)

NANA -ナナー

Nana 漫画は未読でございます。
機会があったら、読んでみようかな。 
社会現象になっているっていうし!

鑑賞目的は、松田龍平のギタリスト姿(レン役)を確認しに行くこと! 

予告編を見た時から、否、キャスティングが発表された時から、浮くんじゃないかって心配でした・・・。

■あらすじ■ 

メジャーデビューを目指し上京するパンクバンドのボーカリストのナナ(中島美嘉)。 
一方、恋人を追いかけて上京する奈々(宮崎あおい)。 

名前も年も同じ女の子が、同じ列車に乗り合わせたことから縁が生まれて・・・。

(2005/日本) ★☆

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「原作に忠実に!」が、この映画のモットーなんだそうです。 

それでも、実写化となると、ファンそれぞれの思い入れに応えることは無理ですよね。
特に思い入れのない私でも、「どうなの~?」って思いました。
シン役の松山ケンイチとか! いいんでしょか、あんなんで!

だから、ひたすら“あおいちゃん”だけを目で追ってた(笑)。 
安心して観られて、且つ、可愛くて目の保養になる。 (オヤジ化してますよ!気を付けないと!!)

マンガ的なムズカシイ服装もどうにか着こなしていたので、俳優のみなさんは健闘してたのかなぁ? 
個人的には、“ハチ=あおいちゃん”以外のはまり役を見付けられなかったけど・・・。 

外見だけ似せても、中身が伴ってないんだよね。 
似ているだけでいいなら、きっと他にもっといい適役がいたんじゃないかしら?

だからきっと、これは「映画」として観ちゃダメなんでしょね。
漫画のシチュエーションを実写でやってみた、ってだけなんだろね。
思い入れのない私はどこがいいのか分からなかったぞい。

でも、アパートのセットは良かったな~。
私もあんなアパートに住みたーい!

そして、そして。
目的の龍平は・・・最悪を覚悟して、どんな酷いことになっているんだろうって覚悟して観に行ったので意外と平気だったかも(笑)。

役に合っていたかと言われれば、合っていなかったけど。 
龍平の孤独感というか、独特のオーラを生かしきれてなくて残念です。
彼の独特の雰囲気は、演出とか監督の技量によって、良くも悪くも諸刃の剣になってしまうんですね~。

しかし、全部を監督のせいにしてはいけないと思う。
龍平くん、君のあの腹はひどい!(笑) 
露出度が高いのに、腹に肉が~ぁ~! 腹筋が割れてるところが、見たかった。
骨っぽいのを期待した私は、ちょっと悲しい・・・。

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