2008年1月 5日 (土)

しゃべれども しゃべれども

Shaberedomo 三白眼と大阪弁とマスク。

■あらすじ■

東京の下町。
うだつの上がらない二つ目の落語家、今昔亭三つ葉(国分太一)はひょんなことから落語教室を開くことになる。
生徒は、美人だが無愛想で口の悪い十河五月(香里奈)、
関西弁のためクラスになじめない少年・村林(森永悠希)、
そして、元野球選手の湯河原(松重豊)。

3人は言い争ってばかりだったが、少しずつ上達していく。
そんなある日、村林はいじめっ子と野球対決をして負けてしまう。
悔しがる村林に、いじめっ子を落語で笑わせてやれ、と三つ葉は提案するが・・・。

(2007/日本) ★★★

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十河五月(トカワ サツキ)役の香里奈の三白眼にビックリしました!
登場からずっとムスッとした顔をして、女優は顔が命なのに頑張ってるな~と、感心。
最後の方に2回、飛び切りの笑顔を見せて、美人女優の面目躍如でしたけどね。

無愛想なサツキ、大阪弁を話す村林少年、口下手な湯河原と言った個性的な話し方教室の生徒の面々。
対して、彼らを教える落語家の三つ葉は、いたってナチュラル。
その対比が効果的だったし、村林少年の頑張りも良かった!

言葉を話すこと。
気持ちを伝えること。

単純だけど難しくて、もどかしい行為。

話し方教室に通ううちに、ちょっとずつ心も変化していく過程は上手く描かれてました。

サツキと村林少年の落語対決までは良かっただけに、そこで終われば良かったのにな~。

なんとなく予感はしてましたが、ラストに三つ葉とサツキの恋愛模様が描かれてガックリ。
しかも、一緒に住むかって・・・。オイオイ・・・。

なんだか、ラストにゲンナリしてしまい、
非常に勿体無い作品でした。。。

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2008年1月 4日 (金)

ボーン・アルティメイタム

Bourne_ultimatum 記憶を失ったのは・・・。

■あらすじ■

CIAの極秘計画“トレッドストーン”によって過去の記憶を消され、究極の暗殺者にされたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。
彼はその過去の断片を辿りながら、全てを明らかにしようと奔走していた。

そんなある日、イギリスの大手新聞ガーディアンにボーンの記事が載る。
その担当記者サイモン・ロス(パディ・コンシダイン)が、CIAの内部告発に基づいて、トレッドストーンをアップデートした“ブラックブライアー”という計画に関する取材を進めていたのだった。

ロンドン支局からその情報を聞いたニューヨークのCIA対テロ極秘調査局長ヴォーゼン(デヴィッド・ストラザーン)は、ただちに現地要員へロスの監視と尾行を指示。

また同じ頃、この新聞を目にしたボーンもロンドンへ飛び、監視を巧みにかわしながらロスと接触するが・・・。

(2007/アメリカ) ★★★★

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見てから、まだ2ヶ月も経ってないのに記憶を失いつつある私です(汗)。
えーと、どんな映画だったけ・・・。

「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」に続く、
“ジェイソン・ボーン”シリーズの第3作目。
監督はポール・グリーングラス

展開が早いのは言うまでもなく、矢継ぎ早に繰り出されるアクションにシビレます。
カークラッシュのシーンなんか凄過ぎて、もはやどんなことになっているのかサッパリ分からなかった(笑)。
銃撃戦ではなく、肉弾戦に見所があるのも、このシリーズの特徴ですよね。
マット・デイモン頑張ってます!
ストーリー的にも完結したし、続編はやらないで欲しいなぁ。

ジェイソン・ボーン誕生の秘密。
ボーンの失った記憶が甦るってのが、この映画でのポイント。

言ってしまえば想定内で、特に驚愕の事実!は出てこなかったけど、ラストの終わり方は好きです。

新聞記者のサイモンが自滅気味に死んでしまったのは悲しいけど、ニッキー(ジュリア・スタイルズ)との関係を説明しすぎずに、匂わせて終わるのが良かったですね。

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2008年1月 2日 (水)

キサラギ

Kisaragi ノリだけで突っ走る!

■あらすじ■

マイナーなグラビアアイドル、如月ミキ(酒井香奈子)が焼身自殺を遂げてから1年が過ぎ、
彼女のファンサイトでは一周忌のオフ会を開催することになった。

集まったのは、サイト管理人の家元(小栗旬
サイトの常連、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア
スネーク(小出恵介
安男(塚地武雅
いちご娘(香川照之)という5人の男たち。

ファンサイトの常連である彼らはそこで初めて顔を合わせた。
それぞれオタク心を通わせながら、彼女の思い出話に花を咲かせる。

そして、オダ・ユージの「彼女は殺されたんだ」という発言を境に、彼らはミキの死の真相を巡って怒涛の推理を展開していく・・・。

(2007/日本) ★★★★

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新年1発目から、昨年の残り記事でスミマセン(汗)。

日本のワン・シチュエーション密室推理劇と言えば、「12人の優しい日本人」!
これも面白いですよね~。トヨエツが若いです!(笑)

話を戻して「キサラギ」は、アイドル如月ミキの死の真相を探る密室推理劇。
オダ・ユージが自殺ではなく他殺だと唱えたことから、話はあらぬ方向へどんどん転がっていき・・・。

5人の男たちが、自分だけが知っている“ミキちゃん情報”を小出しして、如月ミキの自殺説は2転3転・・・。

最終的に真実に辿り着くまでの過程がなかなか面白い!

それなのに、ラストでぶち壊し!(笑)
狙ってのことなのでしょうが、これは良かったのかどうなのか。

結局、真相は藪の中。
ガックリですよ!

個人的には宍戸錠は出てこなくて良かったし、ミキちゃんの顔も出てこなくても良かった。

これを見てラストにフラストレーションを覚えた方には、
ラストも上手くまとまっている「12人の優しい日本人」をオススメします(笑)。

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2007年12月30日 (日)

俺たちフィギュアスケーター

Blades_of_glory 今年の笑い納めはコレ!

■あらすじ■

野性的な魅力で女性ファンを虜にするチャズ・マイケル・マイケルズ(ウィル・フェレル)と、
正統派の天才スケーターであるジミー・マッケルロイ (ジョン・ヘダー)は、アメリカ男子フィギュア・スケート界の2大スター。

お互いに激しいライバル心を燃やす2人は、同点一位となった世界選手権の表彰台で大乱闘を繰り広げてしまい、
金メダルを剥奪され、永久追放を言い渡される。

それから3年半後。
かつての栄光は過去のものとなり、みじめな日々を送るチャズとジミー。
そんな2人に再びスポットライトを浴びるチャンスが訪れる。

それは、シングル部門以外なら復帰できるルールの盲点を突いて2人でコンビを組み、前代未聞の男子ペアとしてペア競技に出場するというものだった・・・。

(2007/アメリカ) ★★★★

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ふふふっ!
面白かったですぅ~♪
クスクス笑いが絶えない映画でした。

作りこみも丁寧だったし、キャラクター設定も明瞭で、単純明快なストーリー。
何より下ネタ・ギャグも下品な感じではなく、笑えるものだったのが良かったと思います。
笑えない下ネタって、固まるしかないですから!(笑)

暑苦しいチャズ役のウィル・フェレル(「プロデューサーズ」「主人公は僕だった」)はちょっと、苦手な男優さんです。
でも、今回は相手役のジョン・ヘダーとの組み合わせの妙もあってか、ウィル・フェレルの暑苦しさが全然気にならなかった!
むしろ、いい方に作用してました!

ジョン・ヘダーくん、、、「バス男」の時とは違いますね~(当たり前か)。
「バス男」は天然演技に見えたけど、あれはちゃんと計算されていたんですね。
今更だけど、感心しちゃうわ(笑)。

男2人がペアで滑るビジュアル的な面白さもあるんだけど、
TV画面に映った“ある映像”をヒントにコーチが「これだっ!」とひらめいちゃう時の演出とか、セリフに頼らず笑わせてくれるのが良かった!

もっと上映館が増えるといいのにね。
新年の初笑いに いかがでしょ?

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2007年12月29日 (土)

ALWAYS 続・三丁目の夕日

Always2 質は保証。 中身は低下。

■あらすじ■

昭和34年春。
日本は東京オリンピックの開催が決定し、日本が高度成長時代を迎えようとしていた。

そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、茶川(吉岡秀隆)が黙って去って行ったヒロミ(小雪)を想い続けながら淳之介(須賀健太)と暮らしていた。
そこへ再び、川渕(小日向文世)が息子の淳之介を連れ戻しにやって来る。

人並みの暮らしをさせることを条件に、改めて淳之介を預かった茶川は、安定した生活とヒロミに一人前の自分を見せられるよう、一度はあきらめていた“芥川賞受賞”の夢に向かって執筆を始めるのだった。

一方、経営が軌道に乗り始めていた鈴木オートでは、事業に失敗してしまった親戚の娘・美加をしばらく預かることになる・・・。

(2007/日本) ★★

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前作「ALWAYS 三丁目の夕日」では、なかなかやるじゃん!と思えたVFXも、今作では出来て当然!当たり前に思えてしまうのだから、慣れって怖いですねー(笑)。

VFXは前作と同じレベルを確保している分、ストーリーが弱すぎました。
と言うより、この脚本は酷すぎでは!?手抜き?

特に鈴木オート側には見るべきところが無さすぎでした。
一貫性もないエピソードをぎっしり詰め込んだために、どれも印象が薄いです。

父親には戦友のエピソード、
母親には結婚前に想っていた人(上川隆也)との偶然の再会、
息子には親戚の美加との淡い初恋をあてがい、
六ちゃんには幼なじみ(浅利陽介)との恋の行方が待っている。。。

一方、茶川サイドには一貫したストーリーを持たせていたので、茶川の話がこの映画のメインになっていると言ってもいいでしょう。
しかし、この茶川の話がクセモノ。

前作で涙を誘っておきながら、相変わらずの甲斐性なしのダメッぷり。
ようやく動き出したかと思えば、賞を狙って作品を書くって・・・。

受賞することを目的とした文学ってのも、恥ずかしいけど、
賞をお金で買おうとする浅ましさに興ざめでした。
そんなんで、純文学だの純愛だの言って欲しくないよ。。。

結果、賞が取れなかったのだから、やはりそれが実力なのだと思うし、川渕(小日向文世)の言い分はどれも至極まっとうなものでした。

ミエミエの映画的ハッピーエンドも、いまひとつだったな。

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2007年12月28日 (金)

迷子の警察音楽隊

The_bands_visit 来るべき町を間違えてしまったのです。
お世話になってもいいですか?

■あらすじ■

ちょっと昔の話。
イスラエルに新しくできたアラブ文化センターでの演奏を依頼されたエジプトの警察音楽隊。
水色の揃いのスーツに身を包み、イスラエルの空港に降り立った。

しかし何かの手違いか、空港に出迎えの姿はなく、誇り高き団長トゥフィーク(サッソン・ガーベイ)は自力で目的地を目指すことに。
ところがたどり着いた先は、目的地と似た名前の全く別の場所。

そこは、ホテルなんて一軒もない辺境の町。
途方に暮れた一行は、食堂の美しい女主人ディナ(ロニ・エルカベッツ)の計らいで、3組に分かれ、食堂、ディナの家、そして常連客イツィクの家に分宿して一夜を過ごすことになる・・・。

(2007/イスラエル・フランス) ★★

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食堂の女主人ディナがあんまり好きじゃないかもー。
いかにも、物欲しげと言うか…。
やっぱり、それが目当てなんかい!!って気がしちゃってダメでした。

たぶん、寂しかったり、何にもない町に何にもない日常にくさくさしてたり、色々あるんだろうけど、心の交流で留めておいて欲しかったよ!

可笑しかったのはイケメン楽団員のお兄さんがローラースケート場で恋愛指導するところ。

でも、音楽は国境を越えられるけど、生身の交流には肉体が欠かせないんかな~と、思ったりもして。
思っていたより、文化の違いや宗教の違いを特化して見せる映画ではなかったです。

アラブ諸国の事情には疎いのですが、英語でコミュニケーションを取るので、言葉の壁もあまり感じさせない。
英語を話すのは、映画の国際的な展開を見越しているように感じてしまったけど、穿った見方をしすぎかな?

しかしな~、淡々とし過ぎてて、ほのぼのもしない。
ウィスキー」に似た雰囲気を感じたけど、「ウィスキー」の方が味がありました。

「ウィスキー」は2004年度の、「迷子の警察音楽隊」は2007年度の、東京国際映画祭グランプリ受賞作品☆

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2007年12月17日 (月)

神童

Shindo 凡人にも分かるように作ってください。

■あらすじ■

中学生の成瀬うた(成海璃子)は、言葉を覚えるよりも先に楽譜を読みピアノが弾けたという天才少女。
しかし、母親(手塚理美)からの期待を一身に背負い、大事にされることに息苦しさを覚え、ピアノに真剣に向き合えずにいた。

そんなある日、“うた”は、ひょんなことから音大を目指して、浪人中のワオ(松山ケンイチ)と出会う。
ワオは次の音大受験に失敗したら、ピアニストの夢を諦めて家業の青果店を継ぐつもりだ。

“うた”はワオの自宅に勝手に押し掛け、入り浸るようになる。
最初は困惑していたワオも、うたのアドバイスのおかげで急速に力を付けていくが・・・。

(2006/日本) ★★

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成海璃子ちゃんの天才ぶりを見る映画でした。
とても中学生には見えないほどに大人びていて、賢そうな瞳をした女優さんですね。

でも、映画のほうは・・・
結構、印象的なシーンもいくつかあって、良いなって思ってたんですけど、
最後まで見たら、何を描きたかったのか、何を伝えたかったのかが、さっぱり分からなかったです。

天才の苦悩?
天才の初恋?

天才ゆえに凡人には分からないものを抱えているのだとは思うのですが、心情吐露の描写が全くないので、主人公“うた”が抱えているものがなんなのか、最後まで理解できなかった。。。

それでも、オーケストラとの公演までは、それなりに内容を追えていたと思う。
けど、ここからツッコミどころが満載で(笑)。

一度も弾いたことの無い曲を本番直前に暗譜して弾けちゃうなんて、
さすが天才!
こんなこと現実に可能なのかどうかなんて凡人には知る由もありませんが、神童ゆえのなせる技なのでしょう。

でも、それまでに、父親(西島秀俊)の自殺、難聴、耳鳴り、などの描写(エピソード)があったのに、一体どこへ行ってしまったのでしょう?

実は“うた”は難聴なのではなく、心的なことから来る耳鳴りでした!
ってことにしても、それをちゃんと説明してくれないと分からないです。

最後にワオと2人で連弾して、「めでたし、めでたし♪」と言わんばかりの少女マンガ風なハッピーエンドの演出には、特に興ざめしてしまいました。

“うた”に想いを寄せる同級生、父親のこと、母親との関係、音楽に対しての姿勢、ワオに対して、、、
そのどれもが中途半端な描き方しかしてなくて、「神童」が見えてこなかったです。
なんだか残念。

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2007年11月20日 (火)

SAW〈ソウ〉 4

Saw_iv 格落ちした感は否めず・・・。

■あらすじ■

連続殺人鬼ジグソウことジョン・クレイマー( トビン・ベル)の遺体を解剖中、胃の中から蝋で固められたマイクロテープが発見される。
すぐさま、殺人課の担当刑事であるホフマン(コスタス・マンディロア)が呼び出される。

一方、ジグソウ捜査の第一人者だったケリー刑事までもが惨殺され、相次ぐ仲間の犠牲者にSWAT隊長リッグ(リリク・ベント)の怒りは頂点に達していた。
現場に駆けつけFBI捜査官ストラム(スコット・パターソン)とペレーズ(アシーナ・カーカニス)は弟子のアマンダ以外にもジグソウには協力者がいるはずだと指摘する。

そんな中、リッグは自宅で襲われ、ゲームを仕組む何者かに強制参加させられる・・・。

(2007/アメリカ) ★★★

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「SAW」シリーズは、2作目の「SAW〈ソウ〉 2」が好きだったりします。
SAW〈ソウ〉 3」は残酷描写とグロテスクさが画的にも汚くて凄かったです(笑)。

で、シリーズ4作目の今作はというと、
ジグソウの死体解剖から始まって、脳みそ(!)を取り出したり、胸を切り開いて内臓丸見えにしたりと、血生ぐさ大爆発。
胃を取り出したときの“ちゅるん”とした質感とか、(見た事ないけど)本物っぽいー!なんて思っちゃいました。

前作よりも“汚い画”が減ったのは、好印象かな。

ジグソウは死んでしまったけど、ジグソウの過去が明かされていくので、やっぱり、ジグソウは登場します。
何故、ジグソウは誕生したのか。。。

※以下【ネタバレ有】…未見の方はご注意ください。

でもね、う~~ん。
とてもじゃないけど、今回の映画ではジグソウのダークサイドに切り込めたとは思えないよ。

あの「スター・ウォーズ」でさえ、3作かけてダース・ベイダー誕生を描いているし(笑)。

子供を失った親が連続殺人者になるなら、世の中殺人者だらけになってしまうと思うんですよね。
すなわち、ジョン・クレイマーがジグソウになるまでの間に、もっと別の何かがないと説得力を持たない気がしました。

信念だけでそこまで突き進むかな~?
ゲームに参加させる基準はどこから生まれているのかな~?

一番最初のゲームでは、子供を殺された復讐心も加担してた感じがしますよね。
クリアしても許さずに殺して(?)しまうし・・・。

自己満足?だとすると、ジグソウは結局、ただの拷問好きの変態になっちゃう気が・・・。
「エピソード 0(ゼロ)」には、もう少しちゃんとした足固めが欲しかったなぁ。

そして、今回ゲームの参加者にされるリッグ隊長。
試される内容はいたってシンプル。
「執着を捨てろ。何もするな。」

最初から“答え”が提示されているのに、ずんずん突き進んで最後に墓穴を掘るパターンはもう、おなじみです。

今回の目新しい動きは、アマンダ以外にもジグソウの後継者がいたことと、ジグソウの元妻ジル(ベッツィ・ラッセル)の登場くらい。

最後の方では、時系列のトリックに気付く仕掛けになっていたけど、
「ん?」って感じなっちゃって、「!!」にはならなかったです(笑)。

エンドロール後にやっと、「SAW 3」と同時系列に進行していた話なのだと分かりました~(遅っ)。

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2007年11月15日 (木)

ディスタービア

Disturbia ご近所さんは殺人者?

■あらすじ■

父親を交通事故で亡くして以来、自暴自棄になっているケール(シャイア・ラブーフ)は、学校で教師を殴る事件を起こしてしまう。

その結果、裁判所から3ヶ月間の自宅軟禁処分を言い渡され、足首に行動範囲の半径30mを越えると警察へ通報される監視システムを取り付けられる。

暇を持て余したケールは、退屈しのぎに近所の覗き見を始める。
ある日、裏手に住むターナー(デヴィッド・モース)が連続行方不明事件の容疑者と同じ車に乗っていることに気づく。

親友のロニー(アーロン・ヨー)と隣に引っ越してきたアシュリー(サラ・ローマー)も交え、ターナーの行動を監視することにするが。。。
そんなある晩、血まみれのゴミ袋を引きずるターナーの姿を目撃する・・・。

(2007/アメリカ) ★★★

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深読みしすぎたっっ!

前半部分はきっと 伏線を張り巡らせているのだろうと、ケール親子の交通事故にも「実は!」な理由があるのだと思い込んで見てました(笑)。

普通に自動車事故って言うよりも、恣意的な感じを受ける映像だったしさ・・・。
でも、事故以外の何モノでもなかった。。。なぁ~んだ。

という訳で、これから観る人はオープニングのカー・クラッシュに気を取られないで下さいね~!(笑)

で、肝心の本編はと言うと・・・

※以下、【ネタバレ有】…未見の方はご注意ください。

自宅を中心に半径30mという限られた空間内で、どうやって展開していくのか興味があったけど、何のことはない。
友達が登場して、カメラは堂々と境界線を越えて行くのでした。

裏手に住むターナーの行動を見張る、ケール、ロニー、アシュリーの「チーム覗き見隊」。
一方、覗かれていることを察知しているかのようなターナー。

ケールの母親(キャリー=アン・モス)に近づいたり、アシュリーに警告を発したり、充分怪しいけどシッポは出さない。

しばらくは、怪しい!でも証拠がない!とすったもんだを繰り返すけど、遂に犯人の確証を得るに至ると一気にサスペンスフルな展開に!

観ている方も、「やっぱり!(この人が犯人だったのね)」と納得も出来るし、映画も盛り上がる。
だけど、その後が納得いかないのです。

何故に映画の主人公って犯人が判明した後に、無謀にも敵のアジトへ向かっていくのでしょうか(笑)。

そうしないと話が進まないのは分かるけど、納得できる動機付けが欲しいです。
今回の場合は、「母親を助け出す!」というものでしたが、警察に任せても良さそうなのに・・・。

あと、おっちょこちょいなロニーやイジワルな警官、怪しげなターナーさんなど、キャラクター造形が定形型で魅力に乏しいのは残念かも。

主役のシャイア・ラブーフは同年代の俳優を差し置いて、主役の座をゲットしただけあって演技力は申し分ない気がします。
だからって魅力的かと問われると、返答できないのですが・・・。
ごめんなさい(笑)。

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2007年11月12日 (月)

オリヲン座からの招待状

Oriwonza_karano_shoutaijyou 入り口が見つからない。

■あらすじ■

現在は別居中の夫婦、祐次(田口トモロヲ)と良枝(樋口可南子)のもとに、京都の小さな映画館“オリヲン座”から、一通の招待状が届く。
そこには、オリヲン座の閉館と謝恩最終興行開催の案内が記されていた。

昭和30年代。
映写技師の豊田松蔵(宇崎竜童)と妻・トヨ(宮沢りえ)が切り盛りする映画館・オリヲン座にある日、一人の青年がやってくる。
トヨは、お金が無い様子のその青年を「途中からだから」と言って入れてやる。

上映が終ると、その青年、留吉(加瀬亮)は松蔵に ここで働かせてくれと頼み込み、見習いとして置いてもらう。
しかし、松蔵が急死してから、映画館は段々寂れるようになり・・・。

(2007/日本) ★★

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日本版「ニュー・シネマ・パラダイス」とは言いすぎな気がしますが、古き良き時代を懐かしむ映画ではあります。

生まれてないので、当時のことなんて知らない私には、
映画の取っ掛かりと言うか、映画に入り込む余地が全くありませんでした。

ちなみに母親と一緒に見に行ったんですが、珍しく感想が全然違いました。
やっぱり、世代なのかな~。
私には泣き所とか、全く分からなかったもの・・・。

この映画は、最初と最後が「現代」のパートで、真ん中に「トヨと留吉の話」が挟まれてます。
現代と昭和のギャップに違和感を覚えてしまい、うまくまとまってない気がしてならなかったです。
加瀬くんが年を取ったら、原田芳雄になりそうもないし(笑)。

ま、そんなことを言ったらキリがないですね。

でも、ロケ撮にはガッカリしました。
セットはなんとか昭和の雰囲気を出そうとしてるのが分かるんですけど、川沿いのロケは昭和も現代も全く同じ映像になってました。

別に「ALWAYS 三丁目の夕日」みたいなVFXを望んでいるわけではないけど、少しくらい工夫が欲しかったなぁ。
草も木も、歩道も何もかもが 昭和と平成で全く同じなんて、ありえないでしょう。

宮沢りえと夫婦・・・って言うには、あんまりお似合いじゃないけど(笑)、映画館の館主・松蔵を演じた宇崎竜童はなかなかの好演でした。
どっちかというと、トメと留吉の馴れ初めより、松蔵とトメの馴れ初めの方が気になりました!
きっと松蔵さんが強引に連れて来たんだろうな~なんて想像してみたり(笑)。

ストーリー的にも、大事件が起きるわけでもなく淡々としているのでかなり地味。
留吉が映画館を引き継いだ後は、映画業界はだんだん右肩下がりの厳しい時代に突入。
そんな時代にもめげずに、留吉とトヨはオリヲン座を守り続ける。
それだけ。

しかも、留吉がオリヲン座にやって来た理由もちょっと弱いし、説明が遅い気がしました。
他にも、肝心な告白は死ぬ間際だし・・・ええぇ~。
君たち、今までどんな気持ちで一緒に暮らしてたのさ!

子供のユウジとヨシエと、ちょっとした交流もあったりするけど、大きくなった彼ら(つまり、田口トモロヲと樋口可南子)は夫婦になり離婚寸前。
オリヲン座に来て関係が修復される奇跡はおきません。

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